2000年代前半の格闘技ブームを牽引し、“野獣”の愛称で親しまれた格闘家のボブ・サップさん。
ボブ・サップさんは、2018年9月30日開催の「RIZIN.13」に出場して以来、リングから遠ざかっています。
そんなボブ・サップさんは現在どうしているのか気になりますよね。
そこで今回の記事では、
・ボブ・サップの全盛期
・ボブ・サップのステロイドとDV疑惑
ボブ・サップの現在は引退!?

ボブ・サップさんは、現在、格闘家としての活動は第一線から退き、タイに移住して様々な活動に取り組んでいるそうです。
ボブ・サップさんは、2009年頃から韓国のマネジメント事務所と契約し、韓国の格闘技イベントやテレビ番組に出演していました。
食品メーカーのイメージキャラクターに選ばれるなど、好感度が高かったそうです。
その後、ボブ・サップさんは、中央アメリカ北部に位置するグアテマラに住み、プロレス関連のビジネスをし、自宅を建てて悠々自適な生活を送っていると言われていました。
そして、2023年6月に、文化放送のPodcast配信サイト「PodcastQR」の新番組『Cat with Beard fromJAPAN』に出演したボブ・サップさんは、タイ移住について明かしています。
引退後の現在は、タイに移住してリタイア生活を送りながら、動物行動学を勉強し、グアテマラでライオンの飼育事業を行っているとか。
さらに、東アジアの各地で、自身とトレーニングができるサービスを提供するなど、世界中で精力的に活動しているそうです。
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ボブ・サップさんは、トレーニングも欠かさず行い、試合に出れる体力をキープしていると言います。
そんなボブ・サップさんを、タイのチェンマイに滞在中のK-1創始者で正道会館の石井館長が指導している様子を、自身のTwitterで公開しています。
ボブ・サップさんは、180㎏あった体重を140㎏に減量し、石井館長から基本的なジャブやストレートの打ち方を指導を受け、慣れない膝蹴りの練習を一心不乱にこなしています。
ボブ・サップさんは、8月に入って来日して本格的な稽古を始め、格闘技復帰に向かって準備しているそうです。
50歳になって復帰を決めた理由の1つに、世界で最貧国の中のひとつのウガンダの小学校に、泥水を飲み水に変える浄水器の寄付をしているからのようです。

その復帰戦が「ブレイキングダウン9」での「日韓連合vs欧州連合」の試合で、ボブ・サップさんはノッコン寺田さんとの対戦が決まっています。
ボブ・サップさんが、どんな闘いを見せてくれるのか楽しみですね。
★「ブレイキングダウン9」で対戦が決まったノッコン寺田さんに関する記事は、こちらをご覧ください。
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ボブ・サップの全盛期は大ブーム!

ボブ・サップさんの全盛期は、荒々しいファイトスタイルから「ザ・ビースト」と呼ばれ、格闘技だけでなく、多くのCMやバラエティ番組にも登場し、格闘技ファン以外にも広く認知されていました。
元アメリカンフットボール選手だったボブ・サップさんは、K-1にスカウトされ2002年に来日し、「PRIDE」などのリングで活躍しています。
格闘家として活躍していた時の体脂肪率は11~13%程度で、筋力維持のために毎日約400gのプロテインを摂取しトレーニングをしていたとか。
ボブ・サップさんがブレイクするきっかけとなったのは、2002年8月28日の「Dynamite!」での、“柔術のマジシャン”と称するアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラとの一戦でした。

2R 4分02秒で一本負けを喫しましたが、ノゲイラの三角締めを持ち上げてリングに叩きつけて阻止するなど、怪力ぶりを発揮し注目を集めました。
さらに同年10月5日に「K-1 WORLD GP 2000」の開幕戦で、“Mr.パーフェクト”のアーネスト・ホーストを1R TKO勝ちし、K-1を3度制したアーネスト・ホーストに勝利したことでインパクトを残し、社会現象化しました。
2003年の大晦日の「K-1 PREMIUM 2003 Dynamite!」で、曙太郎さんと対戦した際には、瞬間最高視聴率は、裏番組のNHK紅白歌合戦を上回る43.0%を記録し、大きな話題となりました。

出典元:Number Web
ボブ・サップさんは、愛嬌のある笑顔でテレビ番組でも人気者になり、さらにはCDデビューもしています。
しかし、格闘技ブームの衰退によりあまりテレビで見かけなくなると、日本で食べていけないからと韓国へ渡り、バラエティー番組やCMで活躍するほか、会社経営もしていたとか。
その後、2013年に出版した著書『野獣の怒り』の中で、40歳で引退することを表明していました。
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ボブ・サップのステロイドとDV疑惑とは?

ボブ・サップさんは、2017年に12月に「週刊文春」で内縁の妻へDV疑惑が報じられており、その背景にはステロイド系の筋肉増量剤や興奮剤などの薬物使用があったとされています。
週刊文春の記事では、内縁の妻だった日本人女性による証拠写真とともに、殴る蹴るのほかに、持ち上げて床に落とす、シャワーヘッドで頭を割って流血させる、バリカンで髪の毛を剃る、女性の連れ子にも暴力を振るっていたことが判明しました。

その女性はボブ・サップさんのDVによって、首の骨が変形し、膀胱も壊され後遺症に悩まされ、子供達もフラッシュバックに苦しんでいたそうです。
また、ボブ・サップさんの暴力を恐れて、女性が子供を連れて日本に帰国した後も、7000通ものメールが送られてくるなどストーカー行為があったとか。
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その女性の話では、ボブ・サップさんは、オキシコドン、ハイジコドンなどオピオイド系の鎮痛剤の中毒で、1日10錠以上の大量を服用していたと言います。
また、ボブ・サップさんは、試合が近づくと、ホルモン系やステロイド系の筋肉増量剤や興奮剤を服用しており、明らかに普段よりイライラしやすく、躁鬱もひどくなっていたそうです。

専門医によるとこうした薬物は服用量が増えると、脳の機能が低下し、判断力や理性も欠如しやすく、長期間に渡ると脳が委縮し、相手への暴力など衝動行為に繋がりやすくなると言います。
この報道後、ボブ・サップさんはこの記事を巡って、週刊文春を提訴していますが、週刊文春編集部は「記事には絶対の自信を持っており、裁判では多数の証拠を提出しています」としています。
いかがでしたでしょうか?
今後も益々話題となりそうなボブ・サップさんを、引き続き注目していきたいと思います。