愛知県の誉高等学校野球部に所属する、身長184㎝・体重83キロの大型遊撃手のイヒネ・イツア選手。
イヒネ・イツア選手は、中学時代は控え選手でしたが、今年の春からスカウトの間で一気に注目度が上がり、12球団とMLBの球団が熱視線を送っている、注目の選手です。
そんなイヒネ・イツア選手はどこの中学校の出身なのか、気になる人も多いと思います。
そこで今回の記事では、
・イヒネ・イツアの父親・兄弟
・イヒネ・イツアのドラフトの評価
の3つのポイントに沿って、イヒネ・イツア選手について、ご紹介したいと思います。
イヒネ・イツアの出身中学は?
中学時代は無名の選手
イヒネ・イツア選手の出身中学は、愛知県名古屋市瑞穂区にある公立中学の、名古屋市立萩山中学校です。
出典元:オネストワン
名古屋市立萩山中学校は、1947年(昭和22年)に設立された歴史ある学校です。
イヒネ・イツア選手は、両親はナイジェリア人で、愛知県生まれです。
イヒネ・イツア選手は、中根小学校3年生の時から、少年野球チームの『瑞穂イーグルス』で野球を始めています。
萩山中学校に入学後は、学校の野球部には所属せず、名古屋市千種区を拠点とする、名門の中学軟式野球チーム『東山クラブ』で、遊撃手兼外野手としてプレーしています。
中学時代は不動のレギュラーという訳ではなく控え選手で、出場するときは6番でした。
当時、東山クラブの4番は、日本航空高等学校石川に進み、主砲に成長した内藤鵬(ないとう・ほう)選手でした。
出典元:文春オンライン
日本航空石川の内藤鵬選手
イヒネ・イツア選手は、「センターを守っていましたが、全然パワーがなかったですし、打球も飛ばない打者でした。」と話しています。
中学野球界では無名の存在だったイヒネ・イツア選手の、身体能力の高さと将来性の高さを評価して、一番最初に声を掛けたのが誉高校でした。
フィジカル強化で急成長
出典元:Yahooニュース
誉高校はフィジカル強化を徹底的に行うチームで、イヒネ・イツア選手は最初はとてもキツかったそうです。
寮に入り、食事も多めに摂った結果、入学時は67キロしかなかった体重が、今は84キロまで増量しており、プレーも力強くなってきたと言います。
中学の頃は力も全然無くて、そんな飛ぶようなバッターではなかったので、だいぶプレースタイルが変わりました。フィジカル練習をやってきたこともあり、肩もかなり強くなったので、良かったと思います。
引用元:高校野球ドットコム
イヒネ・イツア選手は、陸上競技で活躍するアフリカ系の選手のように、ハムストリングスが大きく発達し、脚力も高くなっており、チーム平均4.1秒の30メートル走は、3.9秒を計測しています。
イヒネ・イツア選手は持ち前のスピードを生かして、高校2年から遊撃手がメインとなりました。
打撃に関しても、打撃指導を行う安陽希部長がマンツーマンで指導し、低反発バットでも鋭い打球を飛ばすことができ、飛距離120mの打球を打つ長打力を秘めています。
現在は高校通算14本塁打と、ドラフト候補と言われる選手の中では多い方ではないですが、進化してきた打撃も、スカウトの評価が上がっていると言います。
出典元:高校野球ドットコム
守備では、最速140キロをマークする肩が自慢で、遠投100mを超えています。
イヒネ・イツア選手は、「プロになりたい気持ちは、めちゃめちゃあります。」と、高卒プロ入りを目標にしています。
イヒネ・イツアの父親兄弟も野球選手!?
出典元:Yahooニュース
イヒネ・イツア選手は、両親と姉1人、兄2人の6人家族の末っ子です。
イヒネ・イツア選手の家族の名前やプロフィール等の詳細は、公表されていませんでした。
しかし、姉は陸上競技、長兄はバレーボール、次兄は野球をやっているそうで、イヒネ・イツア選手はスポーツ一家の環境で育っています。
イヒネ・イツア選手は幼い頃は、サッカーをやっていましたが、友人に誘われたのをきっかけで野球を始めています。
野球をやってみたら面白かったので、「じゃあやってみよう」と、小学3年生から本格的に始めました。
その当時から足の速さに自信があり、小学時代の運動会では常にアンカーで、いつも1位だったと言います。
ご両親がスポーツ選手だったかは分かりませんが、兄弟全員がスポーツ選手ですので、ご両親もスポーツを何かされていた可能性はありますね。
イヒネ・イツアのドラフトの評価
出典元:YouTube
今年の春から一気にスカウトの注目を集めている、イヒネ・イツア選手。
イヒネ・イツア選手の打撃フォームは、メジャーリーグやNPBでプレーする外国人選手のように、歩幅が狭く、やや棒立ち気味な構えをしています。
そして、ノーステップ気味で、全身を使ったパワフルなスイングから放たれる打球は、非常に強烈です。
イヒネ・イツア選手は、大型でありながら守備も俊敏で、遠投で本塁から100m先の右翼フェンスを越える強肩を備える、身体能力の高さが特徴です。
そんなイヒネ・イツア選手のスカウトの評価を集めてみました。
【DeNA・中川大志スカウト】
イヒネ・イツア選手は今後の意気込みを、次のようにコメントしています。
守備では強い送球でアウトにして、バッティングでは長打も打てて、欲しいところでホームランを打てる選手になりたいです。
引用元:高校野球ドットコム
いかがでしたでしょうか?
今後益々の活躍が期待されるイヒネ・イツア選手を、引き続き注目していきたいと思います。
【ヤクルト・橿淵聡スカウトグループデスク】