陸上自衛隊「日野基本射撃場」で、男性自衛官3人を銃撃した18歳の自衛官候補生の男。
その18歳の自衛官候補生の男は、教官に叱られた腹いせに小銃を発砲したことが分かっています。
そんな18歳の自衛官候補生の男はいったいどんな人物なのでしょうか?
そこで今回の記事では、
・自衛官候補生の犯人の男の生い立ち
・自衛官候補生の犯人の男の名前や顔が公表されない理由
の3つのポイントに沿って、18歳の自衛官候補生の男についてご紹介したいと思います。
自衛官候補生の犯人の男は誰?

自衛官候補生の犯人の男の名前や顔画像などは公表されていません。
自衛官候補生の男は岐阜県出身の18歳で、実家は岐阜県南西部で、牛舎があったり田園が広がるのどかな田舎町にあるとか。
今年の3月に岐阜県内の高校を卒業し、2023年4月に名古屋市にある守山駐屯地に所属する、「第35普通科連隊の新隊員教育隊」に入隊したばかりです。
自衛官候補生の男の小学生時代は、目立つタイプではなく、どちらかというと無口だったと言います。
小・中学校で同級生だった男性によると、中学時代の自衛官候補生の男は「いじめられている同級生をかばうタイプ」で、運動神経が良く、ロープを使ったレンジャー訓練に興味があったようで「自衛官に憧れていて、将来は自衛官になると思った」と話しています。
また、別の同級生の男性は「アニメ好きで親しみやすい」としつつも「友達関係でよく分からないところでキレてた。(怒りの)沸点が分からなかった」と明かしています。
さらに、高校の同級生だった男性は、自衛官候補生の男と一緒に自衛隊の駐屯地へ見学へ行ったことがあるといい、「『自衛隊に入って寮で暮らしたい』と言っていた。戦車が好きだったようで、知識が豊富だった」と振り返っています。
これまでのところ、自衛官候補生の犯人の男は生活態度に問題はなかったそうで、今月末に新隊員教育隊の教育を終えた後、自衛官に任官され、陸上自衛隊の部隊に配属される予定でした。
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自衛官候補生の犯人の男の生い立ちが複雑!

自衛官候補生の犯人の男の実家は、先述の通り、岐阜県南西部ののどかな田舎町にあり、10~15年前に引っ越して来ました。
自衛官候補生の男の家は、築年数が古い日本家屋が立ち並ぶ中でも、壁の塗装が所々剥がれ、手入れが行き届かずに老朽化が激しく、庭は雑草が伸び放題で、壊れた椅子が放置されているそうです。
自衛官候補生の男の家族は、両親と兄弟の5人の8人家族で、本人は上から3番目で、一番上の長女が20代後半、次の長男が20代前半、三男は高校生、四男は中学生、一番下に妹がいます。
父親の年齢は70歳前後、母親の年齢は50歳前後とみられ、最初の出産は母親が16歳の頃だったとか。
父親の仕事はトラック運転手で、母親は東南アジア系の女性で、コンビニなどでアルバイトをして家計を支えていたようです。
しかし、8人家族とあって、経済的に余裕がなかったため、自衛官候補生の男が保育園の通っていたころ、小さい子供たち全員が児童施設に預けられていたとか。
その後、自衛官候補生の男は小学3年生の頃、子供を育てる余裕ができたため施設から出て、小学校へ転入しています。
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しかし、自衛官候補生の男は先生や大人を毛嫌いし、友達と上手く接してても、先生とはよく言い合いや揉めていたそうです。
その後、自衛官候補生の男は、中学に入学して1~2ヵ月で不登校になったとか。
中学1年の時の担任の先生によると、始業式の翌日から欠席し、その後も休みがちで、吹奏楽部に入部するも数回参加しただけだったそうです。
「知力自体はあった」といい「友達とも問題なく接し、生徒間のトラブルはなかった」と話しています。
ただ、不登校が問題になり、結局、教育委員会の判断で、親元を離れて違う街の児童養護施設に移り、現地の中学校に通っていたようです。
自衛官候補生の男は、高校は岐阜県内の高校に通い、それぞれ別の時期に計3ヶ所でアルバイトをしており、稼いだ給料は対人戦闘ゲームに使っていたとか。
また、高校入学してすぐに、自衛官候補生の男は養父を一時探していましたが、折り合いがつかず結局両親のもとに戻っています。
高校ではムードメーカー的存在だったため、今回の事件を起こしたことに周囲の人間は驚きを隠せない様子のようです。
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自衛官候補生の犯人の男はなぜ名前や顔が公表されない?

これだけ大きなニュースとなっているにも関わらず、何故、自衛官候補生の犯人の男の名前や顔が公表されないのかと思う人も多いと思います。
この件について『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』で触れられており、出演した弁護士は次のように説明しています。
18歳は民法的には成人ですが、刑事事件だと少年法が適用されます。『特定少年』と言って、少年の扱い。加害者の名前とか出せませんよね。これは少年法で守られているわけです。起訴されれば大人と同じ刑事裁判になりますし、起訴された後であれば加害者の指名なども報道で公表することができるわけです。
引用元:デイリー
実名非公表に疑問を抱いているフリーアナウンサーの古舘伊知郎さんは、「特定少年」について次のように発言しています。
起訴されて初めて『特定少年』は実名公表となる。今回、明らかにだれかを狙って、現行犯逮捕ってなったら実名報道してもいいんじゃないかと思っちゃうけど
引用元:デイリー
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また、同じくフリーアナウンサーの笠井信輔さんもInstagramで、現行犯逮捕された自衛官候補生の男の氏名を非公表としていることについて違和感を感じると綴っています。
笠井信輔さんは《人を殺める行為をしても、起訴までは指名非公表でなければいけないのであれば 18歳に小銃の実弾を与えて良いのか》と、自衛隊が実弾演習に参加する隊員の年齢を、引き上げる必要性を指摘。
さらに《自衛隊員という立場を考えたら、たとえ候補生でも、18歳ならば、ここは早い段階で、実名公表に踏み切る判断も検討する事態でなないでしょうか》と主張しています。
【2023年6月21日追記】
6月22日発売の『週刊新潮』が自衛官候補生の男を特集した記事で、実名や顔画像を掲載したことが分かりました。
『週刊新潮』編集部は「無差別大量殺人の惨事になる恐れもあり、社会に与えた衝撃は凄まじい。自衛隊への国民の信頼を揺るがしかねない問題で、重大性に鑑み、実名・顔写真を含め、背景を探る報道をすることが常識に妥当と判断した」とコメントしてます。
いかがでしたでしょうか?
今後も益々話題となりそうな自衛官候補生の犯人の男について、引き続き注目していきたいと思います。