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拳月の生い立ちから現在まで!格闘技から半グレ逮捕に至る軌跡とは?

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地元・奄美大島の妖怪を名乗った格闘家・拳月(けんむーん)

地下格闘技界で「喧嘩ファイト」を繰り広げ、強者の看板選手として一世を風靡した拳月は、やがて半グレグループのリーダーとして異なる舞台へと歩み出します。

NHK出演から逮捕、そして現在に至るまでの波乱万丈な軌跡には、暴力だけでは語れない”文化と社会の交差点”がありました。

そこで今回の記事では、

・拳月の生い立ち
・拳月の格闘技歴
・拳月の半グレ時代
・拳月の逮捕歴
・拳月の現在

の5つのポイントに沿って、拳月が象徴するアウトロー文化の裏側に迫ります。

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拳月の生い立ちと地域的背景

出典元:アメブロ

拳月というリングネームの奥には、南国・奄美大島の豊かな自然と、土地に根ざした伝説が息づいています。

鹿児島の島育ちから大阪の地下格闘技界へ、その流れは、単なる移住やキャリアの選択ではなく、”土着のアイデンティティ”が都市のアウトロー文化と融合していく過程でもありました。

ここでは、拳月の少年時代、リングネームに込められた意味、大阪で格闘技へと踏み出すまでの背景に迫ります。

鹿児島・奄美大島で育った少年時代

奄美市笠利町
出典元:Google Map

拳月(本名:相良正幸)は、鹿児島県奄美市笠利町=サンゴ礁と伝説が息づく離島=で生まれ育ちました。

彼の出身中学校は赤木名中学校とされ、当時から卓越した身体能力で知られていました。

握力はなんと73㎏超えという逸話も残っており、まるで”けんむん”に取り憑かれたかのような怪童振りだったと語られています。

奄美の暮らしは、東京や大阪とは対照的に、自然との距離が近く、伝承文化も身近な存在です。

拳月はそんな環境で育ちながら、人との衝突や野性的なエネルギーを内包していったと考えられます。

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けんむんの妖怪伝説とリングネームの由来

出典元:名越左源太『南島雑話』(奄美市立奄美博物館所蔵)

拳月という名前は、奄美の伝説に登場する「けんむん」という妖怪に由来します。

けんむんは森に棲み、悪戯好きながらも人に災いをもたらす存在で、「山の主」とも呼ばれる存在です。

彼はこの妖怪の名に”拳”と”月”という要素を融合させ、自らの闘志と出身地を象徴するリングネームとしました。

単なる異名ではなく、奄美の”神秘性”と大阪での”荒々しさ”を共存させる、キャラクターの核にもなっているのです。

この名により、格闘技の試合でも他の選手とは一線を画す異端性が際立ち、観客からは「奄美の狂犬」と呼ばれるようになります。

大阪移住と格闘技への転身

2000年代初頭、拳月は奄美大島を離れ、都市型格闘文化の集まる大阪ミナミへ移住します。

きっかけは、地下格闘技団体「強者」創始者・山根真一との出会いでした。

出典元:X

彼は山根道場に入門すると、瞬く間に頭角を現し、「喧嘩ファイト」を得意とするスタイルで注目を集めます。

この頃の拳月は、地元の土着性を捨てることなく、都市文化と融合させていったように感じられます。

自然と暴力、妖怪と闘志という本来相容れない要素が、彼の戦う姿には凝縮されていたのです。

名前:拳月(けんむーん)
本名:相良正幸
出身地:鹿児島県奄美市笠利町
生年月日:1984年5月14日(41歳)
身長:182㎝
肩書:「拳月グループ」リーダー

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拳月の格闘技界での活躍と異端性

出典元:FC2ブログ

拳月は、単なる格闘家ではなかった

地下格闘技団体「強者」で頭角を現し、K-1やGLORYといったメジャー大会にも出場した彼は、ルールすれすれの喧嘩ファイトを信条とし、異端児として格闘技界に強烈な爪痕を残しました。

ここでは、拳月の格闘スタイルと試合歴、そして「奄美の狂犬」と呼ばれるに至った理由を紐解いていきます。

「強者」時代の喧嘩ファイトスタイル

拳月が格闘技界に登場したのは、関西の地下格闘技団体「強者(つわもの)」でのこと。

ここでは、ストリートファイト出身の選手たちが、素手で殴り合うような荒々しい試合が展開されており、拳月はその中でも突出した存在でした。

・反則すれすれの攻撃を繰り返すスタイルで、「喧嘩ファイトの象徴」として注目。

・判定負けも多かったが、観客の記憶に残る試合をする選手として人気を集めた。

・試合後のマイクパフォーマンスや振る舞いも含めて、”魅せる格闘家”としての立ち位置を確立。

この時期の拳月は、技術よりも闘志と暴力性で勝負するタイプであり、格闘技というより”戦い”そのものを体現していました。

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K-1・GLORY出場と評価

出典元:YouTube

地下格闘技から飛び出した拳月は、2011年に「K-1 WORLD MAX」へ出場。

長島☆自演乙☆雄一郎との試合では、スリップした相手に追撃を仕掛けるなど、ルール無視の攻撃で話題に。

結果は判定負けでしたが、「喧嘩スタイルを貫いた男」として注目を浴びました。

さらに、2013年には、世界最高峰のキック団体「GLORY 13 TOKYO」にも参戦。

アルトゥール・キシェンコとの試合では完敗するも、地下格闘技出身者が世界に挑んだという点で、異例のキャリアとして評価されました。

・戦績7戦4勝3敗(うちKO勝ち2)

・出場大会:K-1、Krush、GLORYなど

・評価:技術面では限界があったが、存在感とキャラクター性で差別化された選手として記憶されている。

”奄美の狂犬”と呼ばれた理由

出典元:YouTube

拳月が「奄美の狂犬」と呼ばれるようになった背景には、出身地・試合スタイル・キャラクター性の三位一体があります。

・奄美大島出身という異色の経歴が、格闘技界には珍しく、注目を集めた。

・地元の妖怪「けんむん」に由来するリングネームが、神秘性と暴力性を融合させた印象を与えた。

・試合では常に相手を威圧し、ルールを超えた攻撃を仕掛ける姿勢が「狂犬」と呼ばれる所以に。

この異名は単なる暴力性ではなく、文化的背景と都市型アウトローの融合を象徴するものでもありました。

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拳月の半グレの活動と拳月グループ

出典元:miruhon

拳月がリングを降りた後、彼の舞台は大阪ミナミの裏社会へと移っていきました。

地下格闘技で培った暴力性とカリスマ性は、やがて「拳月グループ」という半グレ集団の形成へと繋がり、歓楽街の顔役として君臨する存在へと変貌しました。

ここでは、格闘技引退後の台頭、拳月グループの構造、そして暴力団との関係性や抗争の実態について、具体的に掘り下げていきます。

格闘技引退後の大阪ミナミでの台頭

大阪ミナミ
出典元:飲食店ドットコム

2013年に地下格闘技団体「強者」が解散すると、拳月は格闘技界から距離を置き、大阪ミナミの歓楽街を拠点に活動を開始します。

彼の存在は、単なる元格闘家ではなく、”喧嘩のプロ”としての威圧力と人脈をいかした裏社会の顔役として進化していきました。

・飲食店経営者や不良グループとの接点を持ち、ミナミの利権構造に深く関与

・地元メディアやSNSでは「拳月に睨まれたら終わり」と語られるほどの影響力を持つ存在に。

・2019年にはNHKスペシャル「半グレ 反社会勢力の実態」に出演し、”大阪最大級の半グレグループの中心人物”として紹介されました。

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拳月グループの構造と活動内容

拳月を中心に形成された「拳月グループ」は、暴力団とは一線を画す”半グレ”スタイル集団でありながら、実質的には暴力団の実行部隊として機能していたとされています。

・構成員数は数十人規模で、元格闘家・不良・飲食店関係者などが中心。

・主な活動は、飲食店へのみかじめ料の徴収、ぼったくりバーの運営、対立勢力への威圧行為など。

・幹部には、梶蓮(傷害容疑で逮捕)や籠池勇介(強要罪で逮捕)など、実行力の高い人物が揃っていました。

・拳月自身は現場に出るよりも、指示役・交渉役として、組織を統率していたとされています。

このグループは、暴力団のような明確な階級制度は持たず、拳月のカリスマ性によって統率される”縦割りのないネットワーク型”の組織だった点が特徴です。

暴力団との関係性と抗争の実態

拳月グループは、暴力団との関係性においても、独自の立ち位置を築いており、特に、山口組系「弘道会」や兼一会との接点が注目されています。

・拳月グループは、弘道会の影響力が低下する中で、兼一会(元山健組傘下)との連携を強めていったとされます。

・その結果、弘道会との利権衝突が発生し、裏社会の勢力図が揺らぐ要因に。

・対抗勢力「アビス」との抗争では、少女を脅して幹部を呼び出させる事件(2020年)などが発生し、拳月自身も首謀者として逮捕されました。

・この抗争は、大阪府警による半グレ取り締まり強化の契機となり、拳月グループは事実上の壊滅状態に陥ります。

拳月グループの活動は、単なる不良集団の域を超え、暴力団の利権争いに巻き込まれる”実行部隊”としての役割を果たしていたことが、逮捕劇の背景からも読み取れます。

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拳月の逮捕と社会的インパクト

出典元:livedoor.blogimg.jp

拳月の存在が、格闘技界から裏社会へと移行する中で、最も社会的な注目を集めたのが「NHKスペシャル」への出演と、その直後の逮捕劇でした。

顔出し・実名での登場は、半グレという存在を可視化する試みであると同時に、彼自身の”顔を売る”という選択でもありました。

ここでは、拳月の逮捕歴を時系列で整理しながら、彼のメディア出演がもたらした社会的インパクトと、拳月グループ壊滅に至るまでの構成員逮捕・抗争の実態を紐解きます。

NHKスペシャル出演と即逮捕劇

出典元:posfie

2019年7月、NHKスペシャル『半グレ 反社会勢力の実態』に拳月は顔出し・実名で出演。

大阪ミナミの歓楽街を歩きながら「拳(こぶし)、見せたるわ。今まで何百人、何千人もどつき回してきた拳やからね」と語る姿は、視聴者に強烈な印象を与えました。

しかしこの出演は、警察の捜査対象としての”自己申告”にも等しい行為となり、放送直後に大阪府警が拳月グループに対してガサ入れを実施

拳月自身もその後、複数の容疑で逮捕されることになります。

この一連の流れは、アウトローがメディアに出ることのリスクと代償を象徴する出来事として語り継がれています。

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主な逮捕歴

拳月の逮捕歴は少なくとも5回以上に及び、いずれも暴力性や組織性が強く表れた事件です。

容疑概要
2014年強要罪「THE OUTSIDER」出場予定選手を脅迫し辞退させた。
2017年傷害罪路上で車の運転手を殴り、頭蓋骨骨折の重傷を負わせる。
2019年詐欺罪保険証の不正使用による医療費詐欺(詳細非公開)
2019年強制性交罪飲食店女性従業員への性的暴行容疑
2020年強要罪少女を脅して対立グループ幹部を呼び出させようとした事件。(「山にうめるぞ」発言が話題に)

これらの逮捕は、拳月グループの活動が、暴力団の実行部隊的役割を果たしていたことを示唆しており、警察の取り締まり強化の対象となる決定打となりました。

壊滅に至るまでの構成員逮捕と抗争

拳月グループは、最大規模の半グレ集団「アビス」との抗争を激化させる中で、幹部の逮捕が相次ぎ、事実上の壊滅状態に陥りました。

・2019年:幹部・梶蓮が傷害容疑で逮捕

・同年:籠池勇介(通称テポドン)が強要罪で逮捕

・2020年:拳月自身が、少女脅迫事件の首謀者として逮捕

この流れは、大阪府警が半グレ集団の壊滅に本格的に乗り出した象徴的な事例であり、敵対勢力「アビス」側が被害届を積極的に提出することで、警察の動きを誘導したとも言われています。

拳月グループの壊滅は、大阪ミナミの裏社会の勢力図を塗り替える契機となり、暴力団との関係性や利権構造にも影響を与えました。

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拳月の現在の状況と今後の展望

出典元:asaken0123.exblog.jp

拳月という存在は、逮捕によって表舞台から姿を消したものの、その影響力は今も社会に影響を与えています。

現在、彼は服役中でありながら、メディアやネット上では”アウトロー文化の象徴”として語られ続けています。

ここでは、拳月の服役先と出所予測、社会的評価の変遷、そして、彼が象徴するアウトロー文化の行方について、具体的かつ文化的な観点から掘り下げていきます。

服役先と出所予定

拳月(相良正幸)は、2021年2月18日に強要罪で懲役7年の実刑判決を受け、現在は服役中です。

収容先は公表されていませんが、事件の管轄や性質から以下の刑務所が有力候補とされています。

・大阪刑務所(堺市):地元事件の管轄として最有力

・播磨刑務所(兵庫県):暴力団関係者の収容実績あり

・和歌山刑務所:関西圏内の中期~長期刑の受刑者が多い

出所時期については、仮釈放の可能性も含めて以下のように推測されます。

区分時期備考
仮釈放の可能性2026年初頭~中頃刑期の約3分の2経過時点で審査対象に
満期出所2028年2月頃減刑無し場合の予測

模範的な服役態度や余罪の有無によって変動するため、今後の報道にも注目が集まっています。

メディアや社会が拳月をどう語るか

拳月は、2019年にNHKスペシャル『半グレ 反社会勢力の実態』に出演したことで、”顔出し・実名で半グレを語った初の人物”として社会的に強烈な印象を残しました。

・肯定的評価アウトロー文化の”リアル”を伝えた存在として、ドキュメンタリー的価値を認める声も。

・否定的評価公共放送が反社会的勢力を”美化”したとの批判も多く、NHKへの抗議も寄せられました。

・ネット上の反応:YouTubeやSNSでは「奄美の狂犬」「喧嘩のプロ」として語られる一方、逮捕後は「顔を売った代償」と揶揄されることも。

このように拳月は、”メディアに出たことで社会的制裁を受けた象徴的存在”として、語られ続けています。

拳月が象徴するアウトロー文化の行方

拳月の存在は、単なる不良や犯罪者ではなく、”都市型アウトロー文化の象徴”として位置づけられています。

・地元・奄美大島の妖怪「けんむん」をリングネームにしたことで、土着文化と暴力性の融合を体現

・地下格闘技から半グレへと移行した経緯は、都市の周縁で生きる若者たちのアイデンティティ形成と重なる。

・メディア出演→逮捕という流れは、アウトローが”顔を売る”このとリスクと欲望の交差点を象徴。

今後、拳月が出所した際に再び表舞台に立つかどうかは不明ですが、彼の物語はすでに”アウトロー文化の神話化”の一部となっており、若者文化や格闘技界における語り草として残り続けるでしょう。

いかがでしたでしょうか?

今後も益々話題となりそうな拳月を、引き続き注目していきたいと思います。

snufkinheart

こんにちは! 大の放浪好きのSnufkinheartです。 今まで知らなかった「心ワクワクする」情報を発信してます! 私の放浪の旅に是非お付き合いくださいね!