丘山晴己(きやま・はるき)さんは、アメリカと日本で活躍する、歌・ダンス・芝居とオールラウンドに活躍するパフォーマーです。
丘山晴己さんは、2014年に、ブロードウェイミュージカル『The Illusionists』で、初の日本人出演者としてブロードウェイデビューをしています。
そんな丘山晴己さんは、学習院大学の非常勤講師も務めてます。
そこで今回の記事では、
・丘山晴己のダンスの経歴
・丘山晴己の父親・母親
の3つのポイントに沿って、丘山晴己さんのダンスの経歴や父親母親について、ご紹介したいと思います。
丘山晴己は学習院大学の講師!
丘山晴己さんは、2019年4月から、東京都豊島区目白にある学習院大学で非常勤講師をしています。
おはようございます。丘山晴己、今年の4月から学習院大学で臨時講師になりまして本日初講義してきます。「舞台・映像芸術C」さーハッピービームふぉおおおしてまいりますか!💕💕💕🌈✨#学習院大学#丘山晴己 pic.twitter.com/w4D5LtxaDa
— 丘山晴己 / HARUKI KIYAMA (@HARUKES) July 4, 2019
丘山晴己さんが担当している講義は、講義名は『舞台・芸術C』で、副題として「メディアミックス時代の文化と芸術」の内容です。
対象は1年生から4年生までで、毎週木曜日の4時限目に講義が行われています。
丘山晴己さんが行う授業は、「現在の芸術や文化のメディアミックス的な状況について、社会的・歴史的に考えるために、様々な研究者や現場経験者、ジャーナリストが講師となって、多角的な視点から講義を行う。」と、大学の講義内容に記載されています。
丘山晴己さんは、第10回目の講義を担当し、「日本の舞台」という内容で授業を行っています。
その授業で丘山晴己さんは、自身の体験を交えた2.5次元ミュージカルから、日本とアメリカの舞台観の違いなどについて、お話をされています。
アメリカの芸大に通っていた経歴を持つ丘山晴己さんは、日米の舞台観について、「アメリカ人は『作品=演目』に注目して観劇をし、日本人は『役者』に注目して観劇をする」と、述べています。
簡単に言うと、アメリカ人は「楽しめる作品をみたいな」と思って観劇をし、日本人は「この役者さんがでるから」と観劇をするということだそうです。
そして、2.5次元ミュージカルは、日本で生まれたもので、役者を見るために観劇に行く日本人的思考と合わせて、演目を楽しむために観劇に行くアメリカ人的思考が、日本人の中にも生じてきたと言います。
出典元:Deview
つまり、「丘山晴己」という役者が、舞台『刀剣乱舞』の巴刀薙刀という役を演じる劇を見に行くとします。
ファンは 丘山晴己さんを見るというより、巴刀薙刀を観に行くという傾向となり、日本人の観劇の目的は役者ではなく、演目になってきていると言います。
役者としての丘山晴己さんの、違った視点から日本の舞台についての講義は面白そうですね。
このような視点で大学で講義ができる丘山晴己さんには、どのような経歴があるのかを、次で見ていきたいと思います。
丘山晴己のダンスの経歴は?
出典元:Instagram@haruki_kiyama
丘山晴己さんは、東京都の出身で、1985年1月10日生まれの現在37歳です。
丘山晴己さんは、日本舞踊家の父と、元バレリーナの母との間に生まれました。
母親の影響を受けて丘山晴己さんは、幼少期からバレエを始めますが、「幼心にタイツを履くのがどうしても嫌だった」と言います。
そんな時に、父親から「チャンバラやるか」という一言に釣られて、日本舞踊の世界へ入っています。
日本舞踊では、「親子だから」という甘えは一切通用せず、礼節とけじめを叩きこまれ、5歳の時には父親から「空気を読め」と言われてきたそうです。
丘山晴己さんは、中学3年生の時に、両親がフィラデルフィアの大学で教鞭をとることになり、渡米をします。
両親は1年で日本に帰国していますが、丘山晴己さんはアメリカに残って、現地の高校のに進学しています。
高校進学とともに続けてきた日本舞踊をやめ、大学に入学するまでの5年間は、体を使った表現から離れた生活をしていました。
そして、丘山晴己さんは、Univercity Of The Artsの大学1年生の時、「無性に何かを表現したい!」という思いに駆られ、両親から受け継いだルーツである踊りを再開しました。
丘山晴己さんは、当時の気持ちを次のように話しています。
子どもの頃、馴染めなかったバレエが急にかっこよく思えたんです。鍛え上げた筋肉でくるくる回ったりジャンプしたり。それで、『バレエが好きだ』って気が付いたんです。
引用元:HEAPS
そして、直ぐに大学の専攻をバレエに変更し、バレエの練習に励んで来ました。
丘山晴己さんは、2008年11月(当時23歳)に、N.Y『Radio City Christmas Spectacular』にオリジナルキャストとして出演し、デビューを果たしました。
2010年には、『Michel Jackson Man In The Mirror』にオリジナルキャストとして、ワールドツアーに参加しています。
さらに、丘山晴己さんは、2014年(当時29歳)に、世界的に人気の高いブロードウェイ公演『The Illusionists』に、初の日本人出演者として抜擢され、ブロードウェイデビューをしました。
出典元:ニューヨークビズ
2017年(当時32歳)には、ミュージカル『スタミュ』、ミュージカル『RENT』のエンジェル役で、話題となりました。
2018年(当時33歳)には、丘山晴己さんは、ミュージカル『刀剣乱舞』の巴形薙刀役で出演し、同年のNHK紅白歌合戦にも出演をしています。
そして、丘山晴己さんは、舞台『Fate/Grand Order THE STAGE-絶対魔獣戦線バビロニア-』で、ギルガメッシュ役で初主演を飾っています。
2019年4月からは、先述の通り、学習院大学で非常勤講師を務めています。
丘山晴己さんは、2019年に『刀剣乱舞』で親しくなった舞台俳優の鳥越裕貴さんと、アイドルユニット『ハッピー・ビタミンアイドル WINWIN』を結成し、12月13日にデビューしています。
出典元:Twitter@鳥越裕貴
この他にも、日米を拠点に、多くの舞台へ出演をする、知る人ぞ知る国際派のミュージカルスターとして、活躍をしています。
丘山晴己の父親母親はどんな人?
丘山晴己の父親
出典元:玉川大学
丘山晴己さんの父親は、日本舞踏家の花柳伊三郎さんです。
花柳伊三郎さんの本名は小山正師さんで、1954年に神戸市に生まれ、丘山晴己さんの祖父にあたる花柳五三朗に師事してきました。
2003年から、米国ワシントン桜祭りより招聘を受け、海外公演を行っています。
花柳伊三郎さんは、2008年・2009年に米国スワースモア大学より、特別客員教授の称号を得ています。
また、現在は、玉川大学芸術学部教授を務めています。
丘山晴己さんは、父親に5歳の時から「空気を読め」と叩き込まれて育ち、そのおかげで周りにすごく気を遣う子供だったと言います。
丘山晴己の母親
出典元:FACEBOOK@小山佳代呼
丘山晴己さんの母親は、小山佳予子(こやま・かよこ)さんです。
小山佳予子さんは、松山バレエ団の元バレリーナをしており、現在は、松山バレエ団・松山バレエ学校次席副校長を務めていらっしゃいます。
丘山晴己さんは、母・佳予子さんの影響でバレエを始めています。
プロのバレリーナだった佳予子さんは、丘山晴己さんが大学でバレエを始めると言った時、「20歳でバレエを始めるなんて遅すぎる」と忠告しますが、揺るがない決意に最後に応援してくれたそうです。
丘山晴己さんが初めてブロードウェイのオファーを受けた時、一番最初に知らせたのは「一番尊敬している」という両親だったそうです。
❤️今日は母の日❤️いつも明るくて素敵なマミーどんな時もいつも笑顔ではるちゃんをダディを守ってきてくれてる✨
— 丘山晴己 / HARUKI KIYAMA (@HARUKES) May 10, 2020
この頃は辛い時や嬉しい時気持ち位ぐらい大泣きする😂✨そんな素直で素敵なマミー💕これからはどんな時も僕が笑顔で守っていくね🌈いつも最高の母でいてくれてありがとうございます❤️😊✨ pic.twitter.com/O2j3IWNbvJ
丘山晴己さんのTwitterでも、母・佳予子さんと仲が良く、とてもご両親を大切にしているのが伝わりますね。
いかがでしたでしょうか?
今後も益々の活躍が期待される丘山晴己さんを、引き続き注目していきたいと思います。