2月5日に開催される、格闘家・皇治さんがプロデュースする『NARIAGARI』の、対戦カードが発表されました。
その中で、K-1を離脱してNARIAGARIに参戦する平山迅（ひらやま・じん）さんの活躍が注目されています。
そんな平山迅さんはどんな経歴なのか、気になりますよね。
そこで今回の記事では、
・NARIAGARIの平山迅と煽り運転
・NARIAGARIの平山迅のK-1離脱理由
の3つのポイントに沿って、NARIAGARIに移籍した平山迅さんについて、ご紹介したいと思います。
NARIAGARIの平山迅の経歴！
NARIAGARIに参戦する平山迅さんは、兵庫県神戸市の出身で、1990年3月12日生まれの現在32歳。
男3人兄弟の真ん中に生まれ、兄が先に寸止めの空手を始めていたのをきっかけに、5、6歳の頃から親に道場に連れて行かれ格闘技を始めています。
平山迅さんは空手は初段まで取っていましたが、キックボクサーの魔娑斗選手の試合を観た時「この人凄いな！」と憧れを持ち、キックボクシングをやろうと思ったとか。
中学時代はサッカー部にも所属しキーパーを務め、中学から始めたにも関わらず神戸市選抜の代表メンバーに選ばれたほどだそうです。
平山迅さんは高校もサッカーの推薦で進学しますが、サッカーで食べていくのは無理と思い、格闘技が忘れられず親に「俺には格闘技しかない」という思いを必死で伝え、認めてもらうことができたとか。
それから平山迅さんは高校を中退して、キックボクシングの道へ進み、神戸市の『SFKボクシングジム』に所属し、後に士道館「横山道場」に移っています。
古い記録によると、平山迅さんは2007年から2013年まではDEEP、ACCEL、CRAZY KINGなどの大会に出場しており、その間の戦績は10戦5勝（1KO）4敗1分でした。
平山迅さんは、2014年10月5日に行われた『Krush.46』で渡部太基選手と対戦しデビューしており、木村ミノル選手や山崎秀晃選手らとも激闘を演じてきました。
これまでに、K-1、Krush、KHAOSに参戦し、2022年7月までの戦績は38戦18勝（10KO）17敗3分となっています。
そして、平山迅さんは「『NARIAGARI』のコンセプトは自分が一番ピンときた」とし、皇治さんもK-1に掛け合い無事にK-1との契約が円満に満了し、NARIAGARIに移籍しています。
平山迅さんは格闘技の他に、東京・世田谷のフィットネスジム『LIBARTAD』のスタッフや、お正月には明石の魚屋で焼鯛の調理しています。
平山迅が煽り運転で喧嘩!?
平山迅さんはYouTubeチャンネル『平山迅』（登録者数1.43万人）を運営しており、格闘技のネタ以外に、ぼったくりバーやぼったくりタクシーを成敗するなどの“世直し企画”を公開しています。
その中で『プロ格闘家がオタクの格好で煽り運転注意したら喧嘩になった』と題して動画を投稿しており、注意したドライバーと喧嘩になっています。
黒縁の眼鏡に黄色のバンダナを頭に巻き、黒いリュックを背負って、Tシャツをジーンズの中に入れた、オタクの格好をした平山迅さんは「地元神戸はヤンチャな街やから、煽り運転を注意していきます！」と企画を説明。
平山迅さんが車内で張り込んでいると、黒い車をクラクションを鳴らしながら煽る白い車を発見し、追跡を始めます。
カメラで撮影を続けながら煽る車に近づき、信号待ちで横付けして窓を開けて「すいません！煽り運転危ないです」と注意すると、相手は「イヤ、してないやん」と否定。
さらに「お前誰やねん。関係ないやん。お前に言われる筋合いないやん」と突っかかる相手に、平山迅さんは「事故ると命に関わるので…。本当に駄目です」と諭します。
すると相手が「ちょっと止まれや！」と言い出したので、平山迅さん危険を感じて逃げますが、今度は同じ車にパッシングやクラクションで煽られる羽目に。
運転を続けると危ないと判断した平山迅さんは、コンビニに車を停車させると、煽ってきた車も駐車し、平山迅さんの車に近寄ってきて「何やねんお前、偉そうに」と因縁をつけてきます。
車から降ろされた平山迅さんですが、「何やねんその恰好。こんな人おらへんぞ。リュックなんかええねん」とオタクの格好をなじられます。
話の流れから喧嘩をすることになり、平山迅さんが“準備運動”と称してシャドーやハイキックを見せると、相手は「え？なんか（格闘技）やっとん？」とビビりだします。
Tシャツで汗を拭くふりをして腹筋を覗かせると相手は「え、K-1の平山迅なん？」と気づきました。
そこで平山迅さんは「僕の地元なんで、地元の安全を守りたい。だから危険行為を控えて欲しい。地元を盛り上げていきましょう！」と訴えます。
すると相手も「気つけるわ。ごめんやで」と言って握手を交わし、その場がおさまりました。
最後に平山迅さんは「ホンマに煽り運転は命にかかわることやから、皆さんも運転するさいは安全運転で行きましょう」と締めくくっています。
平山迅のK-1脱退理由は何？
平山迅さんがK-1から脱退した理由は、「『NARIAGARI』のコンセプトが一番自分に合ってる」からだそうです。
平山迅さんは自らオーディションに応募しており、自己PRでは「地元神戸なんすけど、向こうの会社も辞めて売れる物全て売って金作ってこっち（東京）やって来て、K-1グループ1本でやってきてタイトルマッチまで行ったけど負けて、何一つ成り上がれてない」とこれまでの経緯を説明。
続けて「オーディション見てたら目立ちたいだけで、本当に強さを求めてきてる奴は少ない。俺がホンマの強さこのリングで見せたいなと思って」と応募理由を明かしています。
審査員の青木真也さんから「K-1なんだから出れないんじゃないですか？」の問いに、平山迅さんは「このNARIAGARIのリングに上がるんだったら、K-1の契約、違約金でも払って、NARIAGARIのエースになろうかなと思っています」とK-1を脱退し、NARIAGARIに賭けると発言しています。
青木真也さんからは「これは結構一大決心だね」と驚かれ、皇治さんからは「俺はシンプルにその覚悟が凄い」と評価。
そして、1月21日の対戦カード発表記者会見で、平山迅さんは「皇治がK-1とも話してくれて円満に片づけられた」と契約が円満満了したことを報告。
合わせて平山迅さんは、正道会館の21年『全日本空手道選手権大会』中量級で優勝した、晴也さんとの対戦が発表されています。
会見で「全部奪いに行ったろうと思っています」と意気込む晴也さんに、平山迅さんは「格が違いますよ。キックに誇りを持って一本でやってきた男と、道場でただ練習しているヤツとの違いを見てもらおうと思ってます」と挑発しています。
また、今後について平山迅さんは「この先NARIAGARIのリングに海外の強い選手を呼んだり、ベルトを賭けて戦うことが目標。空手でもボクサーでもキックボクサーでも、本当に強いヤツとやりたい」と語っています。
いかがでしたでしょうか？
今後も益々話題となりそうな平山迅さんを、引き続き注目していきたいと思います。