NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』などに出演するなど、活躍中の子役・新津ちせ(にいつ・ちせ)さん。
新津ちせさんは、2022年8月公開の映画『凪の島』では、主演に抜擢され注目を集めています。
そんな新津ちせさんの父親と母親は有名人だそうですね。
そこで今回の記事では、
・新津ちせの母親・兄弟
・新津ちせの子役歴
の3つのポイントに沿って、新津ちせさんについて、ご紹介したいと思います。
新津ちせの父親はアニメ監督!?
父親はアニメ監督の新海誠
出典元:ハフポスト
新津ちせさんの父親は、アニメ監督の新海誠(しんかい・まこと)さん、本名は新津誠(にいつ・まこと)さんで、父親が芸名を使っています。
新海誠さんが手掛けた主なアニメ映画作品は、次の通りです。
出典元:アニメイトタイムズ
・『雲のむこう、約束の場所』(2004年11月公開)
・『秒速5センチメートル』(2007年3月公開)
・『星を追う子ども』(2011年5月公開)
・『言葉の庭』(2013年5月公開)
・『君の名は。』(2016年8月公開)
・『天気の子』(2019年7月公開)
・『すずめの戸締り』(2022年11月公開予定)
新津ちせさんの父・新海誠さんは、2016年のアメリカの雑誌『バラエティ』で、「注目すべきアニメーター10人」の内の1人に選ばれています。
新海誠さんの作品の特徴は、全作品を通して「新海ワールド」と呼ばれる、風景描写の緻密さと美しさが特筆されます。
新海誠さんが風景描写にこだわるのは、「思春期の困難な時期に、自分自身が風景の美しさの救われ、励まされてきたので、そういう思いを映画に込められたら、という気持ちを一貫してずっと持っている」と話しています。
新海誠さんの作品は、少年と少女の恋愛をテーマにしているものが多く、主人公の2人の心の距離と、近づく・遠ざかるスピードをテーマにしています。
出典元:Yahoo映画
新海誠さんは新宿近辺の景色が好きで、『君の名は。』や『天気の子』などの作品で何度も描いています。
その理由は、新海誠さんが上京した1992年頃、東京都新都庁舎が完成し、新宿を舞台としたアニメ『シティーハンター』が放映されて勢いがあり、憧れがあったからだそうです。
新海誠のプロフィール
出典元:ZAKZAK
新海誠さんは、長野県南佐久郡小海町の出身、1973年2月9日生まれの現在49歳です。
実家は、1909年創業の建設会社を代々営む新津組で、3代目になる父親が代表取締役社長に就任しており、年商70億円ほどの規模に成長しています。
新海誠さんは幼い頃から読書好きで、特にSFや宇宙関係の雑誌もよく読んでいたそうです。
スポーツは、小学時代はスピードスケート部、中学時代はバレーボール部で部長、高校時代は弓道部に所属しています。
中央大学文学部文学科に在籍中に、ゲーム会社『日本ファルコム』で働き始め、卒業後はそのまま日本ファルコムに正式に入社しています。
その頃、新海誠さんは会社に務めながら、自主制作アニメーションを制作し、2000年には『彼女と彼女の猫』では、CGアニメコンテストでグランプリを獲得しています。
出典元:映画.com
日本ファルコムを退社後は2008年まで、アダルトゲームブランド「minori」から依頼を受け、ゲーム作品でオープニングアニメーションを担当していました。
その間、2002年の初の劇場公開映画となる『ほしのこえ』を皮切りに、多くのアニメ映画を制作しています。
新津ちせの母親は女優で兄弟は?
新津ちせの母親は女優
出典元:リトルプロフェッショナル・ジャパン
新津ちせさんの母親の名前は、三坂知絵子(みさか・ちえこ)さんで、女優をしています。
母・三坂知絵子さんは、主に映画や舞台を中心に活動をしています。
最近の主な出演作品には、映画『サクリファイス』(2020年)や映画『桃源楼的娘』(2022年)、劇場アニメ『神在月のこども』(2021年)などがあります。
出典元:ナウティスモーション
三坂知絵子さんは、山口県下関市出身、1977年8月7日生まれの現在44歳です。
中学時代から劇団で活動し、高校時代は演劇部の部長を務め、ミュージカルなどに参加しています。
高校卒業後は、早稲田大学第一文学部演劇映像専修に進学するとともに、劇団『木霊(こだま)』に所属していました。
三坂知絵子さんは、2000年の映画『VERSUS-ヴァーサス-』でヒロインに抜擢され、映画デビューをしています。
その後、映画『案山子 KAKASHI』や映画『自殺サークル』などに出演しており、学業では東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学専攻の修士課程を修了しています。
三坂知絵子さんは、2008年に映画『ブリュレ』で初プロデュースするなど活動の幅を広げ、2010年5月に新津ちせさんが誕生しています。
出典元:Makotoya Online
女優業以外にも、成宮観音の名前でライターとして活動しており、月刊誌『噂の真相』(廃刊)の編集部でアルバイトをしていた経歴もあります。
三坂知絵子さんは、現在、新津ちせさんが仕事の時は、一緒に現場に行っているそうです。
また、テレビ朝日系の『警視庁・捜査一課長』では、三坂知絵子さんと新津ちせさんが親子役で演じています。
新津ちせの兄弟
新津ちせさんの兄弟に関する情報は、有りませんでした。
恐らくは、新津ちせさんは一人っ子である可能性が大ですね。
新津ちせの子役歴がすごい!
出典元:日刊スポーツ
新津ちせさんは、2010年5月23日生まれの現在11歳ですが、生後間もなく映画に初出演をしています。
11歳にして芸歴が11年ですので、すごい経歴ですね。
2歳の時には、母・三坂知絵子さんの勧めで、劇団ひまわりに所属しています。
当時のことを、新津ちせさんがインタビューで次のように話しています。
お母さんが女優だったので知り合いの映画監督が多く、赤ちゃん役の仕事があるって言われて、連れて行かれてました。そこでわたしがすごく楽しそうにしていたから、劇団で勉強させた方がいいって、2歳から劇団に入りました。
引用元:デイリー新潮
新津ちせさんが4歳だった、2014年のミュージカル『ミス・サイゴン』のタム役でデビューし、CMやテレビドラマ『傘を持たない蟻たちは』や、映画『バースデーカード』に出演し、注目を集めるようになります。
出典元:ミス・サイゴンブログ
タム役で出演した新津ちせさん(当時4歳)
7歳の時には、2017年3月公開の映画『3月のライオン』のオーディションに、新海誠さんの娘であることを伏せて応募して合格し、クランクアップ後に新海誠さんの娘であることを明かし、話題となりました。
更に、新津ちせさんは、2019年10月公開の映画『駅までの道をおしえて』では、一般公募で3カ月間・4次審査まで行われたオーディションに勝ち抜き、映画初主演を務めています。
出典元:映画.com
新津ちせさんは劇団関係者からは、「1回教えるだけで、すぐに台詞を覚える」「何より本番に強い」と高く評価され、子役の有望株として活躍が期待されています。
新津ちせさんの最近の主な出演作品には、連続テレビ小説『エール』や『カムカムエヴリバディ』、映画『Eggs 選ばれたい私たち』や『凪の島』などがあります。
一方、新津ちせさんは2018年8月から、『NHK 2020応援ソング プロジェクト』による、応援ソング『パプリカ』を歌う、5人の小学生によるユニット「Foorin」のメンバーとしても活動しています。
出典元:マイナビニュース
Foorinでは、2018年のNHK 紅白歌合戦にゲスト出演し、2019年の日本レコード大賞では、史上最年少の9歳で日本レコード大賞を受賞し、その年のNHK紅白歌合戦の紅組で出場しています。
更に、新津ちせさんは、2019年の映画『アナと雪の女王2』で、声優として幼いアナ役を務めています。
11歳にして、既に子役レベルを超えた、キャリアをお持ちです。
いかがでしたでしょうか?
今後も益々の活躍が期待される新津ちせさんを、引き続き注目していきたいと思います。