2022年6月19日の『THE MATCH』で“世紀の一戦”となる、那須川天心さんと武尊さんの対戦が行われますね。
前売りチケットも完売し、VVIP席は格闘技史上最高の300万円となっており、対戦カードの価値の高さに注目を集めています。
そんな那須川天心vs武尊のファイトマネーはいくらなのか、気になる人も多いと思います。
そこで今回の記事では、
・那須川天心vs武尊のルール
・那須川天心vs武尊の勝敗予想
の3つのポイントに沿って、那須川天心vs武尊のカードについて、ご紹介したいと思います。
目次/もくじ
那須川天心vs武尊のファイトマネーは過去最高⁉
ファイトマネーは過去最高!
出典元:PRTIMES
那須川天心vs武尊のファイトマネーは、正式には公表されていません。
榊原信行CEOがファイトマネーについて、「過去最高をもらって当たり前のカードだと思っています」とコメントしています。
過去最高をもらって当たり前のカードだと思います。過去にも日本人選手が絡む大きな試合がありましたけど、それを遥に凌駕するファイトマネーを。当然そこに夢がないと。
引用元:バトルニュース
榊原信行CEOは、金銭面でもビッグカードになる予定だと明かしています。
では、日本人選手の対戦で、これまでの過去最高ファイトマネーはいくらなのでしょうか?
2005年の大晦日に行われた『PRIDE男祭り』の吉田秀彦vs小川直也のカードは、ファイトマネーが両者で合計5億円と言われています。
ちなみに、日本MMA界で、僕が知る限りのファイトマネー最高額は、2005年大晦日、PRIDE男祭りの吉田秀彦vs小川直也戦。
— 格闘技を語るペニー・ワイズ (@mma_penny) November 13, 2021
両者合計で5億。すなわち、最高額は吉田2億5000万円、小川2億5000万円。 https://t.co/lPb6qmWhNb pic.twitter.com/RFkH8IlJXF
過去最高ファイトマネーの5億円を超えるわけですから、最低でも合計6億円は超えると予想されますね。
出典元:Yahooニュース
また、榊原信行CEOが次のように述べています。
両陣営とも話したいと思いますけど、『ファイトマネー、それぞれいくら』ってオープンして。そこにも優劣つけたくないです。
引用元:バトルニュース
那須川天心vs武尊戦は、RIZIN、RISE、K-1の3団体が協力して調整を行っています。
そのため、榊原信行CEOは「ファイトマネーを公表する」としています。
元々、K-1はファイトマネーが低いことで有名でしたが、この発言から両者のファイトマネーは統一することが分かっています。
チケット代も過去最高の300万
出典元:Twitter
『THE MATCH』のチケットは、エンターテインメント史上最高額の1席300万円です。
最前列300万円が50席、2列目200万円が50席、3列目100万円が50席、合計150席だけで3億円の収益です。
会場となる東京ドームで予定総座席数の5万席が満席となったら、チケット収入だけで10億円超えと言われています。
その他に、グッズ販売やAbemaTVのLIVE配信の収益も合わせると、30億円は超えるのではないでしょうか。
榊原信行CEOは、「折角、この二人が戦うのだから、過去に東京ドームでやった色々なエンターテインメントの記録を全部抜いてやる、そのつもりで行く」と宣言しています。
『THE MATCH』がどんな大会となるのか、とても楽しみですね。
那須川天心vs武尊のルールは何?
出典元:PRTIMES
那須川天心vs武尊のルールは次のように決定しています。
・ルール:ワンキャッチワンアタックありのキックボクシングルール
・ラウンド数:3分3R+延長1R
・各ラウンド毎に点数を公開する「オープンスコアリング方式」。
・1ラウンド中に3回のダウンがあった場合、TKOとなるスリーノックダウン制。
*3分3Rで決着が付かなければ、延長Rを行います。その延長Rの内容のみをジャッジし、どちらかに必ず優劣を付ける。
・ジャッジは5名のジャッジによる「5ジャッジ制」を採用し、3人以上が優勢と判定した選手がは判定勝ち。
・グローブは6オンスを使用。
・リングは6.5m四方のものを採用。
相手を掴んでの攻撃は、1回の掴みにつき1発だけというもので、RISE、RIZINで採用されているルールです。K-1では組んでの攻撃は一切禁止となっています。
昨年12月に行われた会見では、武尊さんは「延長無制限ルール」を提案し、那須川天心さんはKO宣言と完全決着をつける構えを見せています。
2015年11月に、那須川天心さんが武尊さんに呼びかけたことで始まった、二人の対決論争は、所属団体の違いや、スポンサー問題、怪我による延期など、様々なハードルの乗り越えて実施されます。
RIZINの榊原信行CEOが総合プロデューサーとして、製作委員会を立ち上げ、公平なルールによる中立な状況下での実施が決定しました。
那須川天心vs武尊はどっちが強いか予想!
那須川天心と武尊の比較データ

那須川天心さんと武尊さんはどちらも強い選手ですが、RISEとK-1という畑違いの団体同士の戦いで、どっちが強いのか予想してみたいと思います。
まずは、2人のデータをご紹介しましょう。
那須川天心 | 武尊 | |
年齢 | 23歳 | 30歳 |
身長 | 165㎝ | 168㎝ |
階級 | RISE世界フェザー級(-57.15kg) | K-1 World GPスーパーフェザー級(-60kg) |
構え | 左 | 右 |
スタイル | 極真空手・キックボクシング・ボクシング | 空手道・キックボクシング |
勝敗 | 41勝(28KO)無敗 | 40勝(24KO)1敗 |
王者 |
第6代RISEバンタム級王者 |
現K-1 World GPスーパーフェザー級王者 |
所属 | Target/Cygames | K-1 Gym SAGAMI-ONO KREST |
◆年齢や体格比較
那須川天心さんと武尊さんの体格を見ると、身長・体重共に武尊さんの方が若干大きいですね。
年齢は那須川天心さんが23歳、武尊さんが30歳と7歳の年齢差がありますが、武尊さんは会見で「年齢は関係なく、今が一番強いです。」とコメントしています。
今回の対戦のルールでは、契約体重58kgなので、那須川天心さんは体重を増やし、武尊さんは体重を落として挑まなければいけません。
体格だけで言えば、武尊さんが少し有利でしょうか。
◆対戦成績比較
那須川天心さんのこれまでの対戦成績は「41勝(28KO)無敗」で、武尊さんは「40勝(24KO)1敗」です。
那須川天心さんのKO勝ちの率は68.2%で、武尊さんは60%となっていますので、この点からすると那須川天心さんの方が強いことになりますね。
もし、無配の那須川天心さんが武尊さんに負けると、初めて負けることになります。
獲得タイトルを見ても二人とも華やかですが、団体が違うため優劣がつけれませんね。
格闘技家の予想は?
では、実際に格闘技家の皆さんはどのような予想をしているのか、見てみたいと思います。
◆魔裟斗さんの予想
出典元:YouTube
元K-1世界王者の魔裟斗さんが、2021年12月28日のYouTubeで予想を語っています。
魔裟斗さんは、契約体重が軽いほど天心は動きが速くなるので有利で、ラウンド数が多く長丁場になれば武尊さんのプレスが利いて有利になると予想しています。
一番のポイントは「体重とラウンド数」だとしています。
◆皇治さんの予想
出典元:YouTube
RIZIN総合格闘家の皇治さんは、2022年1月18日に公開された田中大貴アスリートチャンネルで予想をしています。
2人と対戦したことのある皇治さんも、魔裟斗さんと同じくラウンド数が少ない方が天心が有利としますが、武尊さんは殺気を感じるし、喧嘩をしたら武尊が勝つと予想しています。
◆堀口恭司さんの予想
出典元:YouTube
RIZINバンタム級王者の堀口恭司さんが、2022年1月15日公開の田中大貴アスリートチャンネルで予想しています。
堀口恭司さんは、天心さんは慎重派で、武尊さんはガンガンいくタイプだが、「天心君が勝つのかな?」と思っているようです。
天心さんは予想外の蹴り技があるが、武尊さんには予想できる技しか持っていないと述べています。
格闘技家の皆さんの意見と今回のルールから予想すると、那須川天心さんが勝つのかな?という意見が多いですね。
★武尊さんの生い立ちに関する記事は、こちらをご覧下さい。
★那須川天心さんのボクシング転向に関する記事は、こちらをご覧下さい。
いかがでしたでしょうか?
『THE MATCH』の世紀の一戦となる『那須川天心vs武尊』の対戦が、今からとても楽しみですね。