東京パラリンピックで、初出場ながら男子400m自由形で銀メダルを獲得した、富田宇宙選手の活躍が注目されていますね。
富田宇宙選手には、水泳競技以外で、ブラインドダンサーとしての経歴もあります。
富田宇宙選手が何故ダンスを始めたのか、気になる人も多いと思います。
そこで今回の記事では、
・富田宇宙選手と佐藤栞里さんのエピソードが素敵!
富田宇宙はダンスの経歴がすごい!
富田宇宙選手のダンスの経歴を、ダンスとの出逢いから引退と、ブラインドダンサーとして復帰に分けて、ご紹介したいと思います。
ダンスとの出逢いから引退
引用元:You Tube
富田宇宙選手は、パラ水泳競技以外に、ブラインドダンサーとしても活躍をしています。
高校2年生の時に、黒板の文字が見えにくくなった富田宇宙選手は、網膜の以上で徐々に視野が狭くなる進行性の難病「網膜色素変性症」と判明します。
3歳から続けてきた水泳も高校3年生で引退し、高校卒業後は失明してもできる仕事に就くために、システムエンジニアを目指して、日本大学文理学部情報システム解析学科へ進学します。
大学入学後に漫画研究会、演劇サークル、そして、競技ダンス部に入部します。
富田宇宙選手は、競技ダンスは二人一組で行うため、健常者として取り組めると考えて専念し、徐々にその頭角を現してきます。
そして、富田宇宙選手は多くの競技で入賞できるまでに実力をつけ、大学4年生の時には主将を務め、チームを12年ぶりに、「全日本学生選抜競技ダンス選手権」に出場を果たしています。
大学で4年間、社会人になって2年間の合計6年間、富田宇宙選手はアマチュアの選手として活動をしてきましたが、視覚障害が進行してしまいます。
そのため、健常の選手として第一線でダンスを続けることが困難となり、パートナーにも迷惑をかけてしまうと懸念し、一度、ダンスから引退をし、水泳競技へ転向します。
ブラインドダンサーとして復帰
引用元:ダンスビュウ
東京パラリンピックの開催が決まり、「途中でこういう(障害者という)立場になった人が努力する姿を発信できれば」という思いから、東京パラリンピック出場を目指します。
水泳競技に力を入れるかたわら、多くの人々にパラスポーツの理解を深めてもらおうと、講演会やシンポジウムへ参加する中で、富田宇宙選手は友人の誘いでブラインドダンスのサークルに参加します。
2016年の「全日本ブラインドダンス選手権」に出場し、富田宇宙選手は男性の部チャチャチャとルンバの2種で優勝を果たしています。
富田宇宙選手は、この優勝をきっかけにブラインドダンサーとして復帰し、2017年と2018年にも優勝し、三連覇を成し遂げています。
次では、富田宇宙選手と佐藤栞里さんがペアを組んで優勝について、見ていきたいと思います。
富田宇宙と佐藤栞里のエピソードが素敵!
引用元:wacoca
富田宇宙選手は、2018年の『24時間テレビ「愛は地球を救う」』にブラインドダンサーとして出演しています。
番組内の『人生を変えてくれた人』で、「全国ブラインドダンス選手権」の決勝が放送されました。
富田宇宙選手はタレントの佐藤栞里さんとペアを組んで、ルンバの男性部門にエントリーし、その結果、見事に優勝しています。
その当時の出演者とは今でも交流があるそうで、富田宇宙選手が男子400m自由形(視覚障害S11)で銀メダルを獲得した時に、佐藤栞里さんがインスタグラムにメッセージをアップしました。
銀メダル、自己新記録、おめでとうございます。有言実行、かっこいいなあ
水泳もさることながら、ダンスの実力もナンバーワンになれるのは、富田宇宙選手が相当な努力家だからですね。
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、富田宇宙選手がダンスの経歴がすごいことと、佐藤栞里さんとペアを組んで優勝していたことをご紹介してきました。
今後もスイマー&ブラインドダンサーとして、活躍が期待される富田宇宙選手を、引き続き注目していきたいと思います。