2021年の『格闘DREAMERS』でLDHへの所属を勝ち取り、2021年9月にプロデビューした宇佐美正パトリックさん。
宇佐美正パトリックさんは、元アマチュアボクサーで、高校6冠の成績を残すほどの実力の持ち主です。
そんな宇佐美正パトリックさんを、幼少期からずっとサポートしている父親がとても立派な方のようです。
そこで今回の記事では、
・宇佐美正パトリックの兄弟
・宇佐美正パトリックのボクシングの戦績
の3つのポイントに沿って、宇佐美正パトリックさんについて、ご紹介したいと思います。
宇佐美正パトリックの父親が立派!
出典元:Twitter
宇佐美正パトリックさんの父親の名前は、宇佐美秀嗣(うさみ・ひでつぐ)さん(54歳)です。
父・宇佐美秀嗣さんは、大阪府大阪市北区で株式会社サン・システムの社長で、不動産業を営んでいます。
また秀嗣さんは、ドラゴンゲートプロレスや、総合格闘家ストラッサー起一選手などの、年間スポンサーもしているそうです。
宇佐美正パトリックさんにはカナダ人のお母さんがいましたが、小学1年の時に両親が離婚し、秀嗣さんが男手一つで育ててきました。
秀嗣さんは日本拳法の経験があり、その影響を受けて宇佐美正パトリックさんは、幼少期に極真空手をやっていました。
秀嗣さんの「ボクシングやってみるか」という言葉をきっかけに、宇佐美正パトリックさんがボクシングを始めると、秀嗣さんは仕事と育児を両立させながら、自身も同時にボクシングを始めています。

秀嗣さんはボクシングを始めた理由を、2017年の『ミライ☆モンスター』に出演した際に、次のように話しています。
彼の気持を分からなあかんから。よく負けて「ワー」って言う親御さんいるじゃないですか。絶対言えないですよ。出来るわけないですよ。自分がやったらすごいよく分かる。結構、彼の立場考えながら話ができるから、だから言うこと聞いてくれるんだと思います。
引用元:YouTube「ミライ☆モンスター2017.10.19」
秀嗣さんは格闘技を色々と勉強し、自宅でもトレーニングができるようにと、自宅1階にジムスペースを作っています。

さらに、秀嗣さんが考案したトレーニングの特別メニューがあり、高地トレーニングをしている効果を出す、心筋機能を高めるマスクを着けて、ダッシュ20往復など行っています。
さらに、男手一つで育てているため、宇佐美正パトリックさんの栄養管理も、秀嗣さんの仕事になっているため、栄養管理の資格の勉強もしたそうです。
父・秀嗣さんと二人三脚で歩んできた、宇佐美正パトリックさんの高校時代の将来の夢は、「一番は、オリンピックの金メダルをお父さんにかけてあげたい。恩返しがしたい。」と話していました。

しかし、宇佐美正パトリックさんは、東京オリンピック選考会の準決勝で敗退し、夢を叶えることができず、負けてから1週間くらいは、どうしたらいいか分からなくなったそうです。
暗い日々を送っていた宇佐美正パトリックさんに、父・秀嗣さんが「相手の方が努力してたんとちゃう?」と言った言葉に、再び心に火がともったと言います。
そして、宇佐美正パトリックさんは、MMAファイターになることについて、次のように話しています。
親父とネットでオーディション見つけて、これは自分の中でも挑戦すべきなのではないかと思った。でも、MMAはできるのかなって心配をずっとしてたんですけど、『自信を持って1回やれ』と背中を押してくれた。
引用元:ENCOUNT
宇佐美正パトリックさんの父・秀嗣さんへの信頼は厚く、現在でも精神面で支えとなっているようです。
宇佐美正パトリックの兄弟も格闘家!?
出典元:Twitter
宇佐美正パトリックさんには弟がいて、名前は宇佐美秀メイソンさんです。
宇佐美秀メイソンさんも兄と同じ、LDH martial artsに所属する総合格闘家です。
宇佐美秀メイソンさんも兄と同じく、幼い頃から極真空手をやっており、多くの大会で全国制覇してきました。

宇佐美秀メイソンさんは、高校に入学する前にカナダへ渡り、15歳から20歳まで過ごし、同時に格闘技はやめています。
カナダ時代はめちゃくちゃグレていたそうで、喧嘩に明け暮れていたとか。
宇佐美秀メイソンさんはカナダでの様子を、次のように語っています。
僕、喧嘩する時はホンマとことんやるんで。容赦はないっス。逆に言えばですよ、僕がそれぐらいやってなかったら、僕がそうなったかもしれないじゃないすか。
引用元:YouTube
包丁出してきたりとか、相手が。そういう場合はホンマにもう、ボッコボコですよね。包丁出した手の骨折ります。
どつきます。先にもうどつきます。誰が相手でも怖くないっス。見てきてるものが違うんで。

「殺るか、殺られるか」の世界にいたそうです。
宇佐美秀メイソンさんは、2021年の春に日本に帰国しています。
そのタイミングで兄・宇佐美正パトリックさんの、LDHのオーディションの最終戦を観た宇佐美秀メイソンさんは、「刺激、もらいましたね」と、もう一度格闘技がやりたくなったそうです。

これをきっかけに宇佐美秀メイソンさんは、LDH主催のオーディション『FIGHTER BATTLE AUDITIONⅡ』に参加しています。
宇佐美秀メイソンさんは、MMAへの挑戦について、次のように話しています。
「恩返し」っていう形にできたらいいかなと思っています。正とも昔言っとったんですけど、「ちゃんとお父さんにベルト巻こな。約束やぞ」って、お互い言ったこともあったんで。これに人生かけてますよね、僕は。強さで証明するだけ。
引用元:YouTube
宇佐美秀メイソンさんは、2022年4月22日に行われる『PROUD STORM』で、スソン選手(CRAZY BEE所属)との対戦が決まっています。
宇佐美正パトリックのボクシングの戦歴は?
出典元:Instagram@patrick_idh
宇佐美正パトリックさんは、中学1年生の終わり頃から、大阪の「井岡ジム」でボクシングを始め、中学2年と3年の時に、全国U-15ジュニアボクシング大会で、2連覇を成し遂げています。
中学卒業後、大阪市天王寺区にある私立高校の、興國高等学校へ進学しています。
宇佐美正パトリックさんは高校時代に、国体で2回、インターハイで2回、全国選抜で2回優勝をし、高校6冠を達成と、2018年8月の『AIBA世界ユース選手権』では銅メダルを獲得しています。
出典元:ボクシングモバイル
その後、東京農業大学へ進学し、これまでライトウェルター級(64kg)で試合していたのを、監督と相談して階級をミドル級(75㎏)に変更し、筋肉を増量してきました。
しかし、宇佐美正パトリックさんは、2019年11月の東京オリンピック予選で敗れ、オリンピック出場の夢が絶たれ、2021年にMMAへ転向しています。
宇佐美正パトリックさんのMMAの戦績は、現在、3戦3勝(2KO)となっています。
★同じLDH所属の中村倫也さんに関する記事は、こちらをご覧下さい。
いかがでしたでしょうか?
今後も益々の活躍が期待される宇佐美正パトリックさんを、引き続き注目していきたいと思います。