昨年6月に18歳の女性と飲酒疑惑が報じられた、衆議院議員の吉川赳(よしかわ・たける)さん。
吉川赳さんは、騒動後、自民党を離党して雲隠れ状態となり、世間を騒がせていました。
そんな吉川赳さんは現在どうしているのか気になりますよね。
そこで今回の記事では、
・吉川赳の国会欠席理由
・吉川赳の評判
の3つのポイントに沿って、吉川赳さんの現在について、ご紹介したいと思います。
吉川赳の現在は1人会派結成!?

吉川赳さんは、18歳女性との飲酒騒動後、自民党を離党して無所属となり、2022年9月に一人会派「次代を考える会」結成を衆議院に届け出ています。
その際、吉川赳さんは「政治活動のため。しっかりと政策の研究などを行っていけるベースを作る」と述べており、議員活動を続ける考えを示していました。
議員運営委員会理事会で、一人会派を認めるかどうかを協議されましたが、結論は出ず「継続協議」の扱いとなったそうです。
会派結成が認められると、議員歳費とは別に立法事務費として、一人当たり月額65万円(年間780万円)が支給されるため、古巣の自民党関係者からは「恥の上塗り。何を考えてるんだ」と怒りの声が渦巻いたとか。
衆議院での会派は2人以上が慣例となっているため、吉川赳さんは、敢えて身の潔白をアピールするために、会派届を出した可能性も考えられますが、“金目当て”と批判されるだけだったようです。

未だ公の場で説明責任を果たしていない吉川赳さんは、問題発覚後の6月末に、国会議員の夏のボーナスにあたる「期末手当」286万1358円が支給され、12月にも314万円あまりのボーナスが支給されています。
そんな吉川赳さんは、現在、職責を果たしていない状況だそうです。
吉川赳の国会欠席は病気?

吉川赳さんは、現在、ほとんどの本会議や委員会に姿がなく、理由は病気だとしています。
『あなたの静岡新聞』によると、吉川赳さんは開会中の通常国会で、本会議で所属する総務委員会の場に居ない時間帯が多く、特に重要な役割といえる議案の採決に参加していないことが多いそうです。
吉川赳さんは、2023年度の政府予算案が衆議院を通過し、他の議案審議が本格化した3月以降、16回開かれた本会議の8回に出ておらず、そのうちの5回は議案の採決があったとか。
出席した8回は全て、冒頭の議案採決後に退出したり、議事が始まる前に氏名標を起こし打だけで退出したりと、最後まで自席にいることがなかったそうです。
吉川赳さんはそういう時は毎回、自分で車を運転し国会を離れおり、静岡新聞の取材に対して「2月から狭心症で通院しており、長時間座っていられない。必要ならば診断書を示す」と回答しています。
衆議院事務局によると、議員の出席や会議途中の入退出の記録は取っておらず、各党・会派は所属議員の出席を確認していますが、無所属の吉川赳さんは周囲のチェックが無い状態だとか。
本会議を欠席する場合、理由を添えて欠席届を議長に提出する必要がありますが、吉川赳さんは8回のうち1回だけ「体調不良」として提出していますが、7回は規則通りの手続きをしていなかったそうです。
そんな吉川赳さんは現在も、毎月の歳費129万4000円や調査研究広報滞在費100万円、6月末には夏のボーナス約309万5000円が払われます。
これに対してSNS上では《中東にいるどこぞのお尋ね者の元議員と何ら変わらないですよ。国会来てないのだから》《普通に会社に勤務していて、休んだ場合給料から引かれるのですが、上級国民のみなさんはどれだけ休んでも満額支給なのですね。》など批判の声が上がています。
吉川赳の評判はガタ落ち!

吉川赳さんは、かつて、岸田文雄首相から「我が派のムードメーカー」と評されていました。
しかし、18歳女性との飲酒騒動後は、当然ながら評判はガタ落ちしています。
岸田首相はこの報道については「離党したからといって責任が消えるものではない。一刻も早く、国民への説明責任を果たすべき。そして説明責任を果たせないなら議員としての進退に直結する問題になる」と述べていました。
吉川赳さんは騒動後すぐに離党していますが、地元・静岡の有権者からは「恥ずかしい」「離党で済む話ではない」と言われ、議員辞職させなかった自民党にも「甘いのではないか」と声が上がっていました。
さらに「恥ずかしいからポスターを撤去して」という声が上がり、自民党静岡県連は吉川赳さんが写るポスターを撤去し、岸田首相のポスターに張り替えるなど対応をしたとか。
自民党富士市富士支部長は「我々のところへ一つとして詫びの電話もない。迷惑かけたという言葉もない。何を考えているのかな」と話しています。
そして、地元支部は自民党県連に、吉川赳さんの『辞職勧告』を申し入れています。
さらに、立憲民主党が吉川赳さんに対して「国会議員として不適格」として、辞職勧告決議案を国会に2度に渡り提出しています。
しかし、自民党側が「議員の地位は重い」として採決に否定的で、審議されないまま廃案となっています。
吉川赳さんの現状を知った国民からはSNS上で《不祥事を起こして国会に出ない自民党議員って本物の税金泥棒だな》《自民党離党ではなく、辞職させるべきでしたね》《懲罰委員会にかけて早く辞めさせろ》など厳しいコメントが寄せられています。
いかがでしたでしょうか?
今後の動向が気になる吉川赳さんを、引き続き注目していきたいと思います。