香港マフィア14Kとは!?現在のボスは誰?日本に与える5つの影響!

香港マフィア14K,とは,現在,ボス,日本 ニュース
スポンサーリンク

*アフィリエイト広告を利用しています。

14K」という名前を耳にしたことはありますか?

14Kは、香港を拠点に世界各地で活動する強大なマフィア組織で、いまや国際的な犯罪ネットワークの中枢として暗躍しています。

しかも、最近では、日本の裏社会とも密接な関係を築きつつあるというのです。

そこで今回の記事では、

・香港マフィア14Kとは
・香港マフィア14Kの現在のボス
・香港マフィア14Kの日本に与える影響

の3つのポイントに沿って、香港マフィア14Kについて詳しく解説していきたいと思います。

スポンサーリンク

香港マフィア14Kとは!?

出典元:e-doctor-press.com

香港を拠点に世界中で活動する巨大組織「14K」。

その名前を聞いて、映画やゲームの中の存在と思う人もいるかもしれません。

しかし、この組織は、戦後の中国の激動から生まれ、現在もなお国際的な犯罪ネットワークを支えるリアルな存在です。

なぜ14Kがこれほどまでに拡大し、今も「ボス不在」のまま活動が続けられるのか?

ここでは、14Kの成り立ちから組織構造、現代社会との関係性にまで、その本質に迫ってみたいと思います。

歴史的背景:国民党の残党組織

香港マフィア14K,とは,現在,ボス,日本
葛肇煌
出典元:www.360kuai.com

「14K」は、1945年に中国国民党の軍人・葛肇煌(コット・シウウォン)によって設立されたとされています。

「14」は当時の本部所在地(広州市宝華路14号)、「K」はKuomintang(国民党)の頭文字という説が有力です。

中国大陸での国共内戦で敗れた国民党の残党が、香港やマカオに逃れた際にマフィア化したのが起源とされています。

《広告の下にコンテンツが続きます》

スポンサーリンク

組織構造:トップ不在のネットワーク型

香港を拠点とする犯罪組織「三合会」が、「山主(ドラゴンヘッド)」を頂点とする階層型組織であるのに対し、14Kは複数のグループが緩やかに連携する分散型構造です。

この構造により、摘発を逃れやすく、国際展開しやすいという特徴を持ちます。

また、日本の警察が定義した「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」のモデルになったとされています。

主な活動領域と国際的影響力

14Kの活動は、麻薬取引・自身売買・密輸・違法賭博・マネーロンダリングなど多岐にわたっています。

特に、ゴールデントライアングル(ミャンマー・ラオス・タイ)との結びつきが強く、国際的な麻薬供給網の中核を担っています。

さらに、香港・マカオだけでなく、中国本土・台湾・東南アジア・欧米・日本にも拠点を持っています。

現代における存在感と文化的影響

香港映画『スリーピングドッグス』
出典元:ゲームのはらわた

「14K」は、映画やゲーム(例:『スリーピングドッグス』)などで、「裏社会の象徴」として描かれていることも多く、ポップカルチャーへの影響力も無視できません。

一方で、14Kは2019年の香港デモでの暴力事件に関与したとされ、政治的な影との関係も取り沙汰されています。

《広告の下にコンテンツが続きます》

香港マフィア14Kの現在のボスは誰?

イメージ

世界最大級の中国系犯罪組織「14K」。

その規模と影響力から、「ボスは誰なのか?」という疑問は当然のように浮かびます。

しかし、14Kは従来のマフィアとは異なり、明確なトップが存在しない”ネットワーク型組織”として知られています。

それでも、過去には象徴的なリーダーが存在し、現在もその影響力を残している人物がいるのです。

歯欠けの男:尹国駒(ワン・クオクコイ)

香港マフィア14K,とは,現在,ボス,日本
元リーダー・尹国駒氏
出典元:CNN

通称「Broken Tooth(歯欠け)」として知られる尹国駒は、マカオ出身の元三合会幹部で、1990年代にマカオで14Kの実質的なリーダーとして台頭していました。

彼は1999年に逮捕・収監され、2012年に出所し、その後は合法ビジネスに転身を図り、カンボジアやパラオで活動しています。

また、「世界洪門歴史文化協会」という団体を設立し、14Kのフロント組織として機能していると米国が指摘しています。

2020年には米財務省から制裁対象に指定され、麻薬密輸・人身売買・違法賭博への関与が明記されました。

《広告の下にコンテンツが続きます》

スポンサーリンク

現在のリーダーは?

香港マフィア14K,とは,現在,ボス,日本
周焯華
出典元:news.rthk.hk

尹国駒は「元リーダー」とされることもありますが、現在も影響力を持つ存在とみなされています。

一部では、周焯華(アルビン・チャウ)というマカオのカジノ王が、後継者的存在とされていましたが、彼は2021年に逮捕・収監されており、現在は表舞台から姿を消しています。

結果として、14Kの指導体制はさらに不透明化しており、「誰がボスか?」という問い自体が意味をなさにとも言える状況です。

なぜ「ボス不在」で機能するのか?

14Kのような分散型・匿名型の組織構造は、摘発を逃れやすく、国際展開に適しているという利点があります。

この構造は、現代のサイバー犯罪組織や、テロネットワークに通じるものであり、「見えない脅威」として各国の治安当局の悩ませています。

《広告の下にコンテンツが続きます》

香港マフィア14Kが日本に与える5つの影響!

出典元:FNNプライムオンライン

国境を越えて拡大する犯罪ネットワーク。

その中でも香港を拠点とする14Kは、今や日本の裏社会とも静かに手を結び始めており、単なる遠い国のマフィアではなく、私たちの社会や経済、文化にまでその影は忍び寄っているのです。

ここでは、香港マフィア14Kが日本にもたらす5つの具体的な影響を紹介し、見えにくいリスクを可視化していきます。

日本への影響①:暴力団との連携強化

2023年、山梨県のホテルで、住吉会系暴力団と14Kが盃事(義兄弟の契り)を交わしたと報道され、警察が捜査に乗り出しました。

この儀式は、日本の暴力団と外国マフィアが公式に連携を結ぶ、極めて異例のケースであり、国際的な犯罪ネットワークの形成が懸念されています。

背景には、暴力団排除条例の強化による国内勢力の弱体化と、資金・人材の補完を求める動きがあると見られています。

《広告の下にコンテンツが続きます》

スポンサーリンク

日本への影響②:犯罪の匿名化と摘発困難化

出典元:/www.yomiuri.co.jp

14Kはトップ不在のネットワーク型組織であり、「誰が指示したのか分からない」構造が特徴です。

この構造は、日本の警察が定義した「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」のモデルとされ、従来の暴力団対策が通用しにくい、新たな脅威となっています。

結果として、摘発や責任追及が困難になり、犯罪の潜在化が進行しています。

日本への影響③:麻薬・密輸ルートの拡大と国内流通への影響

ゴールデントライアングル
出典元:newt.net

14Kは、ゴールデントライアングル(ミャンマー・ラオス・タイ)との結びつきが強く、国際的な麻薬供給網の中核を担っています。

日本国内でも、覚醒剤や違法薬物の流通ルートに、14Kが関与している可能性が指摘されており、治安や医療コストへの影響が懸念されています。

《広告の下にコンテンツが続きます》

日本への影響④:マネーロンダリングと合法ビジネスへの浸透

14Kは、不動産、飲食、観光業など合法ビジネスに投資し、資金洗浄の手段として活用しているとされています。

日本でも、外国人名義の企業や投資を通じて資金が流入している可能性があり、経済の透明性や信頼性に影響を与えるリスクがあります。

日本への影響⑤:文化・メディアを通じた”裏社会の美化”

映画やドラマ、ゲームなどで14Kのような組織が、「クールな裏社会」として描かれることがあり、若年層への誤った憧れ模倣行動を助長する恐れがあります。

特にSNS時代においては、”アウトロー文化”が拡散されやすく、現実との境界が曖昧になりがちです。

いかがでしたでしょうか?

引き続き、世界最大級の犯罪組織「14K」の動向に注目していきたいと思います。