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35年前に東京と埼玉で、計4人の幼女が殺害された東京・埼玉連続幼女殺人事件の犯人の宮崎勤。
その宮崎勤は、2008年6月17日に東京拘置所で死刑が執行されています。
そんな宮崎勤の一族のその後はどうなったのか気になりますよね。
そこで今回の記事では、
の3つのポイントに沿って、宮崎勤の一族の末路についてご紹介したいと思います。
宮崎勤の家族は、祖父母と両親、妹2人の7人家族で、曽祖父は村会議員で、祖父が町会議員を務めるなど地元の名士でした。
宮崎勤の実家は、東京都西多摩郡五日市町（現・あきる野市）小野田にあり、地域紙『秋川新聞』を発行する印刷会社を経営していました。
宮崎勤の犯行は稀にみる凶行だったため、世間の宮崎勤に対する憎悪は、彼の家族や親戚にも大きな影響を与えています。
宮崎勤の逮捕から1ヶ月後の1989年9月の時点で、家族は遺体切断場所だった家を去っており、その後家は取り壊され、祖父が住んでいた離れだけが残っていました。
しかし、2006年1月には宮崎勤の自宅は完全に更地となり、敷地裏を流れる秋川に川遊びに来る人用の駐車場として、1日1000円で近所の人が管理し、傍らには石仏が置かれていたとか。
その後、2020年前後に宮崎勤の母親が税金が払えなくなり、その土地をあきる野市に物納し、今は「和み広場」の看板が建てられ、地元の老人たちのゲートボール場になっているとのことです。
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地元紙を発行する印刷会社「新五日市社」を経営していた宮崎勤の父親は、仕事ばかりで家庭を顧みない無責任な父親だったそうです。
宮崎勤が父親に私選弁護人をつけるよう要求した時も、父親はこれを拒絶しています。
事件から4年後の1994年に、宮崎勤の父親は自宅を売って、その代金を被害者の家族に支払う段取りをつけた後、多摩川にかかる神代橋（地上32メートル）から飛び降り自殺をしています。
宮崎勤の父親は生前のインタビューで、「自分が糾弾されるのは、息子が犯した罪を思えば当然だが、全く関係のない自分の親族にまで非難の矛先が向けられ、辞職したり、逼塞したりすることを余儀なくされていることに苦悩している」と語っていたそうです。
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働き者だったという宮崎勤の母親ですが、常に世間体を優先していたため、宮崎勤に全く愛情を注いでなかったと言われています。
それでも、宮崎勤の母親は事件後の2、3年は五日市町に来て、「迷惑をかけた」と言って近所を一軒ずつ回っていたそうです。
その母親は病気で倒れ、体が不自由になったのですが、宮崎勤に面会するために、毎月のように東京拘置所に通っていたと言います。
ただ、宮崎勤の死刑が執行された際、母親は遺体の引き取りを拒否しており、拘置所に火葬を任せたとされ、「もうこれで終わりにしたい」と話していたとか。
その後の宮崎勤の母親についての詳細は、公には報じられておらず、ご存命であれば90歳前後になっています。
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宮崎勤には妹が2人いますが、彼らに対しても「お前も死ね」「同じように殺してやる」などと書かれた、差出人不明のハガキや封書が届き、嫌がらせの電話も続いていました。
その中で、長妹はすぐに務めていた会社を辞め、予定していた結婚も自ら「破棄したい」と申し出ています。
また、宮崎勤の次妹は、通っていた看護学校にいられなくなり自主退学に追い込まれる事態となり、宮崎勤の両親はいったん離婚して母親の姓で再婚したそうです。
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宮崎勤の事件は親戚家族にも大きな影響を及ぼしました。
宮崎勤の父親には弟が2人おり、長弟は持っていた会社の名義を妻名義に変更し、会社役員を務めていた5つの会社を辞職しています。
さらに、宮崎勤の父親の次弟は娘が2人いたため、宮崎の姓を名乗ることの影響を考えた結果、妻を説得して離婚し、妻に娘2人を引き取らせています。
また、宮崎勤の母親の兄には息子が2人おり、それぞれ警察官と高校教師として務めていましたが、週刊誌で暴露されたため、2人とも辞職したそうです。
こうして宮崎勤によって多くの親族が人生を狂わされましたが、宮崎勤の処刑前の最後の言葉は「あのビデオ、まだ途中だったのに。。。」だったとのことです。