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ICC(国際刑事裁判所)の赤根智子所長がアメリカの制裁対象となり、その経歴だけでなく、夫や子供など家族構成にも関心が集まっています。
赤根氏は過去の公的なインタビューで、夫との離婚や一人娘、子育てを支えてくれた両親について語っていました。
本記事では、確認できる資料をもとに家族、学歴・経歴、プロフィールを整理。さらに、なぜ米国から制裁を受けたのか、その理由と影響を分かりやすく解説します。
赤根智子の夫・子供と家族構成

赤根智子氏の家族について、本人の発言から確認できるのは、結婚・離婚歴があること、一人娘がいること、両親が娘の養育を支えたことです。
一方、元夫や娘の詳しいプロフィール、2026年現在の婚姻状況は明らかにされていません。ここでは内閣官房と国連広報センターの資料をもとに、公表された事実と推測できない部分を分けながら、赤根氏の家族構成を整理します。
結婚した夫との離婚を本人が公表
赤根智子氏は司法修習生時代に結婚し、その後、夫と離婚したことを自ら公表しています。
赤根氏は1980年に東京大学法学部を卒業し、司法修習生になりました。内閣官房に掲載された本人のインタビューによると、司法修習生になった年に結婚し、その翌年、修習中に長女を出産しています。
その後、夫とは離婚し、赤根氏は「単身になった」と振り返っています。ただし、元夫の氏名や職業、離婚した時期や理由などは明らかにされていません。
また、過去に単身になったという発言だけで、2026年現在も独身だと断定することはできません。再婚の有無を示す公的な情報も、現時点では確認されていないためです。
公表情報を整理すると、赤根氏に結婚・離婚歴があることは事実ですが、元夫がどのような人物なのかは非公表です。米国による制裁はICCでの職務に対するものであり、結婚や離婚などの家族事情とは関係ありません。
子供は一人娘!年齢や職業は非公表
赤根智子氏の子供は一人娘で、司法修習中に誕生したことが本人の発言から確認されています。
国連広報センターのインタビューで、赤根氏は「一人娘」が元気に育ったと話しています。内閣官房の資料では「長女」と表現されていますが、子供がほかにもいることを示す情報はありません。
娘の正確な生年月日や年齢は公表されていません。ただし、赤根氏が1980年に司法修習生となり、その翌年に出産したという本人の説明に基づけば、娘は1981年ごろの生まれで、2026年現在は計算上44歳または45歳と考えられます。
これは公表された経歴から算出した目安であり、正確な誕生日や年齢が発表されたわけではありません。
娘の氏名や顔画像、学歴、現在の職業についても、信頼できる公表情報は確認されていません。赤根氏が東京大学法学部出身だからといって、娘も同じ大学へ進学したと考える根拠はありません。
結局のところ、確認できるのは「子供は一人娘」という点までです。娘は赤根氏の公的な職務とは別の存在であるため、非公表の私生活を推測せずに扱う必要があります。
娘の子育てを支えた両親との関係
赤根智子氏の両親は、検事として各地を転勤する赤根氏に代わり、一人娘の養育を長く支えていました。
赤根氏が検事に任官した1982年当時は、現在のような育児休業制度が整っていませんでした。本人も、検事を続ける以上、転勤しないという選択肢はないと考えていたことを内閣官房のインタビューで明かしています。
こうした環境のなか、赤根氏は娘の養育を両親に託しました。離婚して単身になった後も娘は両親のもとで生活し、赤根氏は「両親に育ててもらった方が娘のためになる」と考えたと振り返っています。
国連広報センターの取材でも、一人娘の面倒を見てくれた両親に感謝を表していました。内閣官房の資料では、娘を一人前に育ててもらったことへの深い感謝も語っています。
これは単に「仕事が忙しかった」という話ではありません。男女雇用機会均等法や育児休業制度が整う前の時代に、女性検事として働き続けるため、家族全体で子育てを担った経緯があったのです。
両親の氏名や職業、兄弟姉妹に関する情報は公表されていません。それでも、赤根氏が検事から日本人初のICC所長へと歩んだ背景に、両親による長年の支えがあったことは、本人の言葉から明確に読み取れます。
赤根智子の学歴・経歴とプロフィール

赤根智子氏は、東京大学法学部を卒業後、検事として日本各地の検察庁や法務省で経験を積んできました。米国の大学院では刑事司法を学び、法整備支援や司法関係者の育成にも携わっています。
2018年にICC判事へ就任し、2024年には日本人として初めてICC所長に選出されました。ここでは基本プロフィールに加え、名古屋から国際司法の舞台へ進んだ学歴と経歴を時系列で紹介します。
赤根智子のプロフィール一覧
赤根智子氏は愛知県名古屋市出身の裁判官で、国際刑事裁判所の第6代所長を務めています。
氏名:赤根 智子(あかね ともこ)
生年月日:1956年6月28日
年齢:70歳(2026年時点)
出身地:愛知県名古屋市
学歴:
- 愛知県立旭丘高等学校 卒業
- 東京大学法学部 卒業(1980年)
- ジャクソンヴィル州立大学 大学院刑事司法コース修了(1990年)
職業:法律家(検察官 → 国際刑事裁判所判事 → 所長)
検事任官:1982年(横浜地方検察庁)
主な経歴:
- 横浜・名古屋・仙台・東京・札幌各地方検察庁で勤務
- 函館地方検察庁 検事正
- 法務省 法務総合研究所 国際協力部長・所長
- 国連アジア極東犯罪防止研修所 所長
- 名古屋大学大学院法学研究科 教授
- 中京大学大学院法務研究科 教授
- 最高検察庁 検事
- 外務省 国際司法協力担当大使
ICC関連:
- 2018年3月:国際刑事裁判所(ICC)判事に就任(日本人3人目)
- 2024年3月:日本人初のICC所長に就任
家族:司法修習生時代に結婚・娘を出産。夫の詳細は非公開。
身長と体重については、ICCや外務省などの公式プロフィールで公表されていません。
一方、学歴や司法分野での職歴は詳しく公開されています。国内の刑事司法に加え、海外留学、法整備支援、人材育成、国際裁判まで経験している点が、赤根氏のプロフィールの大きな特徴です。
旭丘高校から東京大学・米大学院へ
赤根智子氏は旭丘高校から東京大学法学部へ進み、検事任官後には米国の大学院で刑事司法を学びました。
赤根氏は1975年3月、愛知県立旭丘高等学校を卒業。同年4月に東京大学教養学部文科一類へ入学しました。
大学在学中の1979年10月に司法試験へ合格し、1980年3月に東京大学法学部を卒業しています。その後は司法修習を経て、1982年4月に検事として任官しました。
検事になった後も専門性を深めるため、1989年に休職して米国へ留学。アラバマ州のジャクソンビル州立大学大学院で刑事司法を学び、1990年12月に修士号を取得しています。
同大学は、フロリダ州のジャクソンビル大学とは異なる大学です。似た名称のため混同されやすいものの、赤根氏が学んだのはアラバマ州にある州立大学でした。
大学の公式紹介によると、当時、刑事司法の修士課程を設ける大学は米国内でも限られていました。赤根氏は留学経験によって新しい視野が開けたと振り返っています。
東京大学で法律を学び、検事として実務を経験したうえで、海外の刑事司法を学んだことが、その後の国際協力やICCでの活動につながったとみられます。ジャクソンビル州立大学による赤根智子氏の紹介
検事から日本人初のICC所長へ
赤根智子氏は国内の検察・法務行政で約36年の経験を積み、日本人として初めてICC所長に就任しました。
主な経歴を時系列で整理すると、次のようになります。
- 1982年:横浜地方検察庁の検事として任官
- 1990年:ジャクソンビル州立大学大学院で修士号を取得
- 2005年:名古屋大学・中京大学の法科大学院で教授を務める
- 2009年:法務総合研究所国際協力部長に就任
- 2010年:函館地方検察庁検事正に就任
- 2013年:国連アジア極東犯罪防止研修所(UNAFEI)所長に就任
- 2014年:法務省法務総合研究所長に就任
- 2016年:国際司法協力担当大使、最高検察庁検事を務める
- 2017年:ICC裁判官選挙で当選
- 2018年:ICC判事に就任
- 2024年:日本人初のICC所長に就任
2017年12月に行われたICC裁判官選挙では、第1回投票で最多票を獲得して当選しました。国際社会から刑事司法の実務経験や国際協力への実績が評価された結果といえるでしょう。
2024年3月11日には、18人のICC判事による選挙で裁判所長に選出されました。日本人がICC所長を務めるのは、赤根氏が初めてです。
なお、ICC所長は検察局を直接指揮する立場ではありません。所長と2人の次長で裁判所長会議を構成し、検察局を除く裁判所の適正な運営に責任を持ちます。
赤根氏の歩みは、検事から突然ICCのトップになったものではありません。国内の刑事実務、教育、法整備支援、外交を段階的に経験した先に、ICC所長という現在の立場があります。外務省によるICC所長選出時の公式発表
赤根智子が米国制裁を受けた理由

赤根智子氏は2026年8月18日、トランプ政権によって米国の制裁対象に指定されました。
米国政府が示した正式な理由は、ICCの管轄権に同意していない国の政府関係者を捜査、逮捕、拘束または訴追する動きに直接関与したというものです。
背景には、イスラエルのネタニヤフ首相らへの逮捕状に加え、米軍関係者をめぐる過去の捜査があります。これは裁判による刑罰ではなく、米国政府が大統領令に基づいて科した経済・外交上の制裁です。
ネタニヤフ首相への逮捕状が背景
赤根智子氏への制裁には、ICCがネタニヤフ首相らに逮捕状を出したことが大きく影響しています。
ICCの検察官は2024年5月、ガザ地区での戦闘をめぐり、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相とヨアヴ・ガラント前国防相の逮捕状を請求しました。
同年11月21日、ICCの予審裁判部は、戦争犯罪や人道に対する罪について「合理的な根拠」があるとして、両氏に逮捕状を発行しました。
ただし、逮捕状は有罪判決ではありません。裁判を行うために被疑者の身柄を確保する手続きであり、容疑については今後の裁判で審理される性質のものです。ICCによる逮捕状発行時の公式発表
制裁に至る主な流れは次の通りです。
- 2024年5月:ICC検察官がネタニヤフ首相らの逮捕状を請求
- 2024年11月:ICC予審裁判部が逮捕状を発行
- 2025年2月:トランプ大統領がICC制裁の大統領令に署名
- 2026年8月:赤根智子氏が米国の制裁対象に指定
ここで誤解しやすいのは、赤根氏自身がネタニヤフ首相の逮捕状を出したわけではないという点です。
逮捕状を判断したのは担当する予審裁判部の3人の判事で、赤根氏はそのメンバーではありません。また、ICC所長は検察局を直接指揮する立場でもありません。
米国政府は赤根氏について、ICCの捜査や訴追の動きに直接関与したと説明しています。しかし、具体的にどの判断や行為を指しているのかは公表していません。
したがって、ネタニヤフ首相への逮捕状は制裁の大きな背景ですが、赤根氏個人への指定理由は詳細が示されていないのが現状です。
米国が問題視するICCの管轄権
米国とICCの対立の核心は、ICCに加盟していない国の政府・軍関係者を捜査できるのかという管轄権の問題です。
米国とイスラエルは、ICCの設立条約である「ローマ規程」に加盟していません。
トランプ政権は、両国がICCの管轄権に同意していない以上、自国の政府・軍関係者をICCが一方的に捜査・訴追する権限はないと主張しています。
2025年2月に署名された大統領令14203号では、ネタニヤフ首相とガラント氏への逮捕状だけでなく、米国人に対するICCの捜査も問題として挙げられました。
ICCは過去に、アフガニスタンで米軍や米中央情報局(CIA)の関係者が戦争犯罪に関与した疑いについても捜査対象としていました。米国は、こうした動きが国家主権や安全保障を脅かすとしています。米大統領令14203号
一方、ICC側は異なる法的根拠を示しています。
パレスチナはローマ規程の締約国であるため、締約国の領域内で行われたとされる犯罪については、容疑者が非加盟国の国民でも管轄権を持つという立場です。
2021年、ICCの予審裁判部は、パレスチナにおける管轄権が次の地域に及ぶと判断しました。
- ガザ地区
- ヨルダン川西岸地区
- 東エルサレム
つまり、米国側は「非加盟国の国民を裁く権限はない」と主張し、ICC側は「締約国の領域内で起きた犯罪なら管轄できる」と判断しています。
赤根氏への制裁は個人的な不祥事によるものではありません。国家主権を重視する米国と、領域を基準に管轄権を主張するICCとの対立が、個人への制裁という形で表面化したものです。
資産凍結など制裁内容と日本の反応
赤根智子氏への制裁では、米国内の資産凍結、米国人・米国企業との取引禁止、入国制限などが行われます。
2026年8月18日、米財務省外国資産管理局(OFAC)は、赤根氏を「特別指定国民・資格停止者リスト(SDNリスト)」に追加しました。米財務省OFACによる指定内容
主な制裁内容は次の通りです。
- 米国内にある資産や権益の凍結
- 米国人や米国企業との取引の原則禁止
- 資金、物品、サービスを提供する行為の制限
- 米国への入国制限
資産凍結は、資産を米国政府が没収することとは異なります。対象となった資産を移動、売却、送金などに利用できなくする措置です。
また、国際的な銀行の多くはドル決済や米国の金融機関と関係しています。そのため、赤根氏が米国内に資産を持っていなかったとしても、金融機関が制裁への抵触を警戒し、取引やサービスを制限する可能性があります。
日本外務省は2026年8月19日、今回の制裁について「大変残念」とする談話を発表しました。
日本政府は、重大犯罪の処罰と法の支配を進めるためにICCを一貫して支持してきたと説明。今後も関係国と意思疎通しながら、国際社会における法の支配の強化に取り組むとしています。外務省の公式談話
ICCも制裁を強く非難し、司法機関の独立性を脅かすものだと主張しました。そのうえで、圧力を受けても裁判所としての職務を続ける姿勢を示しています。
今回の制裁は、赤根氏が犯罪で有罪になったことを意味するものではありません。ICCの管轄権と活動を問題視する米国政府が、外交・安全保障上の判断で実施した措置と理解することが重要です。
いかがでしたでしょうか?
赤根智子所長は夫との離婚後、両親の支えを受けながら一人娘を育て、検事として長いキャリアを築いてきました。
日本人初のICC所長となった現在、アメリカによる制裁という異例の事態にも直面しています。
家族に関する憶測と公表された事実を区別し、今後のICCと赤根所長の動向を見守りたいところです。