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幼少期から国内外の舞台に立ち、2021年のショパン国際ピアノコンクールで第4位に入賞した小林愛実さん。
その歩みには、音楽活動を支えた両親や、留学先での学びがありました。家族はどのように才能を支え、本人は何を考えてピアノを続けてきたのでしょうか。
この記事では、両親とのエピソードや幼少期、桐朋からカーティス音楽院へと続く学歴を整理。夫・反田恭平さんとの結婚、子供を育てながら演奏活動を続ける日々も、本人の言葉からたどります。
小林愛実の両親と幼少期|才能を支えた家族

小林愛実さんが音楽に出会ったきっかけは、人見知りを心配した両親が用意してくれた習い事でした。
幼少期から演奏の機会を重ねてきた背景には、本人のピアノへの興味と、家族による支えがあります。公式プロフィールと本人のインタビューから、その原点をたどります。
両親はどんな人?本人が語る音楽活動への支え
小林愛実さんの両親は、幼い頃から娘の音楽活動を支えてきた存在です。小林さんはCREAのインタビューで、父も母も、自分のピアノを中心に生活してきたところがあったと振り返っています。
また、SPICEのインタビューでは、自分のために多くのことを犠牲にして尽くしてくれた両親を見て、ピアノで恩返しをしたいと思っていたと説明しています。本人が語る両親像には、音楽活動への協力と、それに応えたいという娘の思いが表れています。
ただし、今回確認した公式プロフィールやインタビューでは、両親の具体的な職業や勤務先は確認できませんでした。海外公演や留学の経歴だけから、実家の経済状況を決めつけることもできません。確認できるのは、小林さん自身が家族の支えを大きく感じていたという点です。
出典:CREA・小林愛実さんインタビュー(2021年12月10日掲載)/SPICE・小林愛実さんインタビュー
山口県宇部市で育った幼少期とピアノとの出会い

出典元:アメブロ
山口県宇部市出身の小林愛実さんは、幼い頃、とても人見知りだったそうです。本人によると、両親は人との交流に慣れてほしいと、さまざまな習い事に連れていきました。その一つが音楽教室でした。
CREAのインタビューでは、2歳で教室に通い始め、いろいろな楽器に触れる中でピアノを気に入り、3歳で自ら習いたいと希望したと説明しています。所属先KAJIMOTOも、ピアノを始めた年齢を3歳と紹介しています。
小林さんはSPICEで、母親の後ろに隠れるほど会話が苦手だった一方、ピアノなら気持ちを表せたと振り返っています。人前で話すことへの恥ずかしさと、舞台で演奏する楽しさは別だったというエピソードに、幼少期の小林さんらしさが感じられます。
出典:KAJIMOTO・公式プロフィール/CREA・本人インタビュー(2021年12月10日掲載)/SPICE・本人インタビュー(2018年5月7日掲載)
7歳でオーケストラと共演、9歳で国際デビュー
小林愛実さんは7歳でオーケストラと共演し、9歳で国際デビューを果たしました。所属先KAJIMOTOの公式プロフィールによると、2005年、9歳の頃からニューヨークのカーネギーホールに出演し、同ホールでの出演は計4度に及びます。
さらに、パリやモスクワ、ポーランド、ブラジルなどにも招かれ、海外のオーケストラと共演。幼少期から、日本の外でも演奏経験を重ねていました。
一方、本人が語る当時の姿は、実績だけでは伝わりません。SPICEのインタビューでは、子供の頃は純粋にピアノが好きで、舞台でも緊張せず演奏できたと振り返っています。人と話すことは苦手でも、ピアノを通してなら表現できる。その楽しさが、幼い演奏家の活動を支えていたことがうかがえます。
出典:KAJIMOTO・公式プロフィール/SPICE・本人インタビュー(2018年5月7日掲載)
小林愛実の学歴と経歴|桐朋から海外留学へ

出典元:赤坂経済新聞
小林愛実さんは、桐朋で音楽を学んだ後、米国のカーティス音楽院へ留学しました。
その歩みには、演奏技術を磨く日々だけでなく、ピアノを続ける意味を問い直した時期もあります。入学・留学の経歴と、ショパンコンクールへの挑戦をたどります。
桐朋の音楽科へ特待生として入学した学歴
小林愛実さんは、2011年に桐朋女子高等学校音楽科へ、全額奨学金特待生として入学しました。学校名に「女子」とありますが、音楽科は男女共学です。桐朋学園が公開する本人のプロフィールにも、この入学歴が記載されています。
高校進学以前には、桐朋の「子供のための音楽教室」仙川教室で学んでいました。本人は学校のインタビューで、実技に加えてソルフェージュ、フルート、合唱などに取り組んだと振り返っています。
また、ピアノ以外の楽器に触れることや、合唱で協調性を育むことが、ピアノの表現力にも生きていると説明しています。桐朋での学びは、専門的な練習に加え、音楽を広く理解する機会でもあったようです。
出典:桐朋学園「小林愛実さん 私の桐朋学園仙川教室」(2022年10月27日掲載、同年3月10日取材)
カーティス音楽院への留学とピアノに向き合う葛藤
小林愛実さんは、2013年から米国フィラデルフィアのカーティス音楽院へ留学しました。出光音楽賞の公式プロフィールでは、留学先と、マンチェ・リュウ教授に師事したことが紹介されています。
一方、2024年のReal Soundのインタビューでは、16歳頃から自身の才能や、ピアノを弾く理由に悩んでいたと明かしています。環境を変えようと渡米したものの、初めて両親と離れて暮らす不安や、言葉・文化の違いも重なり、レッスンに行けなくなった時期があったそうです。
転機となったのは、母からピアノをやめてもよいと伝えられたことでした。本人は、両親への恩返しという思いに縛られていた気持ちが軽くなり、その後、自分のために演奏する姿勢へ変わったと振り返っています。
出典:出光興産「第31回出光音楽賞 受賞者決定」(2022年3月22日)、Real Sound・小林愛実さんインタビュー(2024年12月5日)
ショパンコンクール初出場から第4位入賞まで

小林愛実さんは、2015年の第17回ショパン国際ピアノコンクールでファイナリストとなり、2021年の第18回大会で第4位に入賞しました。初出場での決勝進出と、2度目の出場での順位入賞は、区別して押さえたい実績です。
本人によると、2015年の大会は、当初ピアノをやめる前の区切りとして考えていたそうです。しかし、準備を進めるうちに音楽の楽しさが戻り、ステージで演奏することが好きだと再認識しました。
2021年の大会には当初、再挑戦しないつもりだったものの、海外での活動や友人の勧めを受けてエントリー。コロナ禍による延期期間に将来を考え、挑戦を決めたと語っています。二つの大会は、結果だけでなく、本人が演奏活動の方向を見つめ直す節目でもありました。
出典:KAJIMOTO・小林愛実さん公式プロフィール、Real Sound・小林愛実さんインタビュー(2024年12月5日)
小林愛実と夫・反田恭平|結婚と子供の育児

出典元:朝日新聞
小林愛実さんと夫の反田恭平さんは、東京の音楽教室で出会った幼なじみです。2023年に結婚と第1子の誕生を発表しました。
本人のインタビューからは、長年の信頼を土台に、家族の協力も得ながら育児と演奏活動を続ける姿が伝わってきます。
音楽教室で出会った幼なじみ|結婚を決めた理由
小林愛実さんが反田恭平さんとの結婚を決めた理由は、彼となら子育ての困難も乗り越えられると感じたことでした。集英社のインタビューで、将来を想像したときに自然に受け入れられ、守ってくれるという確信が持てたと振り返っています。
二人が出会ったのは、小林さんが小学5年生で山口県から東京へ引っ越し、通い始めた音楽教室です。反田さんは一つ年上で、家も近く、家族ぐるみの付き合いがありました。
小林さんにとって反田さんは、同業者である前に、親しい近所のお兄ちゃんのような存在だったそうです。音楽家として互いの成長を願い、同じ夢に向かって努力できることも、刺激や励みになっていると語っています。
出典:集英社・小林愛実さんインタビュー前編(yoiアーカイブ)
2023年に第1子の出産を発表|母になって感じた変化

小林愛実さんは、2023年8月4日に公式サイトで第1子の出産を発表しました。発表では、それ以前に出産したことを報告し、産後の体調不良により9月から10月の公演への出演を見合わせると説明しています。
その後の集英社のインタビューでは、産後はピアノを考える余裕がなく、練習を再開しても、もっと子供と一緒にいたいと感じた時期があったと明かしました。一つずつ仕事に集中する中で、演奏を自然に楽しめるようになったそうです。
また、自分より大切な存在ができ、思い通りに進まない育児を経験することで、心が広くなったと実感していると話しています。子供への愛おしさが音楽にも表れているという言葉は、母になって感じた本人の変化を伝えています。
出典:小林愛実さん公式サイト・出産と公演出演見合わせの発表(2023年8月4日)、集英社・小林愛実さんインタビュー後編(yoiアーカイブ)
夫婦の育児分担と実家の協力|演奏活動との両立
夫婦の育児分担は、担当を固定せず、そのとき対応できる側が担う形です。2024年12月のReal Soundのインタビューで、小林愛実さんは、自分のコンサート前には反田恭平さんが対応し、反田さんが忙しいときには自分が多めに担うと説明しています。
練習時間を確保するため、夫や実家の母に寝かしつけを代わってもらうこともあるそうです。反田さんは、頼まなくても子供の送迎をしてくれると話しています。
さらに、集英社のインタビューでは、二人とも仕事で不在になる際は両親に預け、両親に予定があればベビーシッターに依頼すると紹介。夫婦で調整するだけでなく、家族やサービスの助けも受け入れることが、演奏活動を続ける支えになっています。
出典:Real Sound・小林愛実さんインタビュー(2024年12月5日)、集英社・小林愛実さんインタビュー後編(yoiアーカイブ)
- 氏名: 小林愛実(こばやし あいみ)
- 生年月日: 1995年9月23日
- 年齢: 31歳(2026年10月7日時点)
- 出身地: 山口県宇部市。www.kawai.jp
- 身長: 確認した公式プロフィールに記載なし
- 体重: 確認した公式プロフィールに記載なし
- 学歴・留学歴: 2011年、桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)に全額奨学金特待生として入学。2013年、米国フィラデルフィアのカーティス音楽院へ留学
- 職業: ピアニスト
- 所属・マネジメント: KAJIMOTO
- レコードレーベル: ワーナークラシックス
いかがでしたでしょうか?
小林愛実さんの歩みには、幼い頃から支えてきた両親と、国内外で重ねた学びがありました。
ピアノに向き合う葛藤を経て、現在は夫・反田恭平さんや家族の協力を得ながら、子育てと演奏活動を続けています。
その背景を知ると、舞台で奏でられる音楽にも、これまでとは違う思いで耳を傾けられそうです。
